水曜日, 3月 31, 2010

二日酔い

やっちまった。

お酒は嫌いじゃないけど、酒で失敗することは少ない方だと思う。特に社会人になってからは酒に呑まることはめったにない。それが久しぶりに失敗をやらかした。

後輩達の栄誉をたたえる祝勝会。母校のインカレ優勝祝いである。実に6年ぶり。事前の出欠で久々に懐かしい面々が集まっていく。当然駆けつけたい気持ちでいっぱい。
だけど、日が近付くにつれ、脳味噌は忙しさで余裕がなくなってきた。そういう時はこんな目出たいイベントさえうっとおしくなる。パズルのように予定を考えていると「飲み会」の字がとても邪魔に見えてきた。
まるっきし遅刻の時間になってようやく会社を出る。そろそろ4月とは思えない厳しい寒さも妙に不愉快で、「今日は学生をたたえたら早めに帰ろう」と心に決めて電車に乗った。

ところが、久しぶりに会う面々の懐かしい顔を見るところっと気持ちは変わった。学生のうれしそうな顔を見て、だんだん箍がはずれた。会話もビールもはずむはずむ。

多分ビールだけじゃなくて日本酒をのみはじめた頃からだろう。記憶の中で若い学生にずいぶんしつこく話ていたように覚えている。捕まっちまった方はとんだ災難だったろう。2次会の終わりはあまりよく覚えてないが、1次会後より財布のお金はきちんと減っていた。おそらくみなとわかれおぼつかない足取りで東京駅から山手線に乗ったのだろう。
気がつくと家と反対方向の池袋のホームにいた。時計は終電なんてとうに過ぎた時間。
しかたなくタクシーで家に向かった。

二日酔い。まだアルコールの中に浸かっているような朝。いや、こりゃまいった。
いつ以来だろう?前回は、WOC2005の前、受け持った四国に仕事の種があって、実を結ぶにはどうすればいいか、地元の代理店の人と悩みながら夜の街で飲み明かした時以来だ。

頭は痛い、体はきもちわるい、散財した上に、仕事も山ずみ。。。ああいいことない。
でも、それだけうれしかったのか、自分にたまってるものが多かったのかも、まあたまにはそんなこともしょうがあるまい。


日曜日, 3月 21, 2010

融雪の釧路川

週末から仕事の関係で釧路へ。白と茶色がまだらになった釧路たんちょう空港に到着。

昨年の秋から仕事の関係で断続的に訪れている。一度来ると2,3泊するのでこちらの寒さにも大分慣れた。1月はマイナス15度の朝も経験した。街中の道がつるつるに凍り、ジョギングは除雪された場所を選んで同じところをぐるぐる回るしかない。外出も仕事以外は最小限になり、自然とホテルにこもる時間が長くなる。
昨日は雪解けの雨で釧路川も濁っていたが、今日の日中はホワイトアウトするような雪。せっかく雪の解けた道路がまた真っ白になってしまった。それでも昼間はプラスの気温で妙に暖かく感じるようになった。春も近い。

昔北欧に長期遠征した時、ゆとりのある生活、洗練された社会と美しい自然に感激し「北欧に住みたい!」と思ったことがある。そしたら当の北欧人に「冬のここを知らないからさ」とかえされた。北国の冬は暗く長く寒い。彼らは短い夏をとても上手に楽しむのだが、それはその何倍も長いが冬があるからなのだそうだ。

この地も同じかもしれない。冬の景色も美しいが、やはりどこか陰鬱でさびしいところがある。これからの季節、暖かくなって釧路湿原に緑が戻る季節が待ち遠しい。


日曜日, 3月 14, 2010

サクラサク

インカレを観戦できない春は、もうこの何年も慣れっこになっていたけれど、
さすがに今年は少し胸騒ぎがした。

土曜日。出張が多く追いつかないデスクワークのために出勤。
午後はずっとパソコンに向かって仕事。ふと気がつくと8時。あわててLAPCENTERを開く。
案の定、小林がミドルで優勝?と思いきや、その後訂正され大橋君が優勝とのこと。女子も高野が勝った。天晴。しかも女子は2位が星野、男子のBは田中が優勝。男子はタイムで見る限り接戦だったようだ。

日曜日。おじいちゃんおばあちゃんも一緒に家族で近くの公園にピクニック。ついでに品川区の10kmマラソン大会に参加。春の訪れを感じる陽気。
家に戻って子供の昼寝の合間にLAP CENTERチェック。東大はリレーも競い合いの上優勝。素晴らしい。渋谷の2名を含んでの優勝、何もサポートはできなかったけど、クラブカップでDISQになったことなどくらいよい経験になっていればそれだけでも価値はあったろうか。

小林は。つい半年前までは走力をなかなか生かせないイメージがあったけど、一度勢いがついたら誰も止められなかった。2年前の3000m走で競った時から、なかなか面構えの良いやつと思ったけど、ここまで大成するとは思わなかった。2連覇はもちろん、最後のタイトルミドルを狙って次の一年に期待。

ここに満足せず、どんどん上を目指してほしい。


日曜日, 3月 07, 2010

シンデレラ

昼下がりの会社。

いつもの部のメンバーで昼食をとっている時、話題はテレビ。
番組ではなく、テレビの設定についてらしい。光ケーブルにすると一家全体で見れて便利。そうでないと、各部屋の一つ一つにチューナをつけなくてはいけないので不便だ、、、そんな内容だったろうか。うろ覚えなので信じないでほしいが。
この1,2年に家を買った面々が多いせいか、あちこちで体験談が出た。来年のデジタル放送への完全切り替えを目前に我が家はいまだに15年前のブラウン管テレビ。話題からはカヤの外である。
今のテレビはいろいろと大変なようだ。かつてのアナログテレビのようにアンテナさえあれば映るというわけでもないらしい。何かと物にこだわりのある後輩が、いろいろ力説して光ケーブルを勧めてくれた。

そうかあ買い替える前に少し勉強しなきゃ、でもそもそもテレビを見ないのであまり関心がわかない。
そんなことをつぶやくと少し驚かれた。
家にいてテレビがついてるのは朝の子供番組と夜のニュース、天気予報くらい。妻も僕もテレビをつけるという習慣がない。
「ドラマは、スポーツは?」
いや、日本国民としてお恥ずかしいが、真央ちゃんのフリーすら映像できちんと見てない。竜馬伝も夕食をおじいちゃんおばあちゃんの家にいた時に見るくらい・・・・、
でもテレビの番組表とかで面白そうなのとかあったら・・・」
考えてみればテレビの番組表を最近見ない。休日新聞をじっくり見る時、ほかに見るところがなくなった時くらいだろうか。。。
「いやー聞いたか、おい、おれもそんな高尚なこと言ってみたいよ。」

まるで天然記念物のような扱いで1つ上の先輩が皮肉交じりに話しのネタにした。
いや、別に経済欄とか政治欄にばかり目を光らせているわけでもない。生活欄も、スポーツ欄も、ついでにその下の雑誌広告のお色気見出しだってついつい見ちゃう。
でもテレビ欄は見ないのだ。

「でも普段何してんですか?」別の後輩に聞かれ、うーん確かに。いや、ネットは見るね、ほかにメールのやりとりとか。。。えっと。
そこで少しつまった。
話題が数秒テンポで変わる昼食の会話、それ以上弁解しても冗長なだけだと口を閉じたが、確かに自分の生活は、仕事、育児、睡眠、トレーニング、そしてパソコン。それで99%が回っているような気がする。

そこにテレビが入らないのは、たぶん自分がテレビが心から好きでないからだろう。少し考えてみると、自分は加工された情報を与えられるのがあまり好きでない。どちらかといえば生の情報を自分で解釈したいタイプ。だから、初めからストーリーや解釈をわかりやすく咀嚼されてしまったテレビの情報にあまり魅力を感じないのだろう。テレビで得た情報も、そのあとネットのWikipediaとかで調べなおしてみないと気が済まないところがある。
あるいは自分の趣味がマイノリティすぎてテレビから情報が取れないことも大きく関係しているかもしれない。
でも、映画やドラマは根は嫌いじゃない。ただ珠玉混合のテレビから自分にあう情報を選ぶのが偉くしんどく感じてやる気がしない。ただ、映画は好きなので、新聞などで映画評はちょこちょこ見ながら時々、本当に1年に数度くらいDVDを借りてる見る。それはひそかな楽しみだ。

話はどんどんずれるが、最近見た映画で一番感動したのは、「シンデレラ」。 あの1950年代のディズニーの名作である。実家にいった時、娘と一緒に2回連続してみた。子供向けと思ってばかにしてはいけない。ちゃんと見ると実によくできている。話筋がシンプルでロマンチック。人物設定もわかりやすくてシンデレラを助ける動物たちも愛らしい。映像も美しいしシンデレラのエレガントなしぐさが印象的だ。
ローマの休日やベンハーに偉く感動したこともあったけど、ひねりすぎの感がある今の映画を見慣れていると、ディズニーに限らず50年代の映画がかえってとても新鮮に映る。

「歳とったんじゃないの?」
ギクッ、食事も終わりトレイを持って席を立つときに、同い年の先輩が冗談交じりにいった。
確かにテレビのムツカシイ設定も、今の時代の番組にもついてっていけてない。50年代の映画が良いと思うココロも、もしかしたら時代にとりのこされてるのかも・・・。


「ももちゃんもシンデレラに変身する!」
見終わったあとしばらくシンデレラ熱に吹かれた娘。
でも、その気持ちを少しだけ共感できる感性が自分にも残ってたのだから、まあ時代についてってなくてもそれはそれでよしとしよう。



FUJIシリーズ2010

久しぶりに寝休日を過ごし午後に4時間近い昼寝。
その分たまった仕事をこなすために少し夜更かし。選考会まであと1月、いよいよである。もちろん準備する側も待ったなし。

寝る前に・・・少し前になるけど、FUJIシリーズのプレイベントについて。
久しぶりにロングらしいコースを走った。ロングレッグはもちろん、そのつなぎのスピードを殺したショートレッグとのメリハリも面白い。こういメリハリのあるコースを組めるプランナーというのが日本では稀有だ。海外のレースにいけば当たり前に出てくるのに、日本では国土の狭さに合わせみたいなこじんまりしたコースが多い。おそらく、テレインの限られた面白い部分をつなごうとする意識が強いからだろう。部分的にはおもしろくても全体として凡庸なコースになる。
みなでこういうコースをお手本にしよう。

前週に体調を崩していたので直前まで行くか悩んでいたが前日に意を決して車を走らせた。結果、体は良く動いたし、集中力も発揮した。これから2か月の競技へのモチベーションを継続してくれだけの十分な手ごたえだった。ラップを見るとルートチョイスで1,2分の改善の余地はありそうだが、アタックやナビゲーションという点ではほぼ合格点だった。

成績にはいろいろな意見感想がある。ただ、ひとつ言えるのは、誰がトップタイムだったかが問題ではない。そのトップタイムが世界で通用するタイムなのかが問題なのだ。
その点ロブがWOC予選と設定したコースでトップ75分、70分代3人は物足りない。感触的にもWOC予選だったらトップは60~62分程度にくるのではないかと想像する。であれば少なくとももう5分みなで速く走るべきである。
レース形式ではないため調整イベントだったせいもあるだろうが、今後2月の強化選手の仕上がりに期待しよう。

なお富士シリーズは今シーズン4月、5月、9月と続々イベントが続くので、みなさん是非期待しましょう。

金曜日, 3月 05, 2010

保健所

自分はそれほど育児参加に熱心な父親とはいえない。

専業主婦の妻に甘えて、平日はせいぜい早く帰った日に風呂に入れるくらい。休日は一日一緒にごすこともあるけれど、頻繁に家族をおいて一人で森に行ってしまう。子供と接している絶対時間はそれほど長くないかもしれない。

ただ、ひとつだけ妻と取り決めて守ってきていることがある。それは子供たちの検診に連れていくこと。

これは意外と良いアイディアだったと思う。検診前にはまず問診を書くが、そのためには最近のわが子の状況を把握しなければいけない。もちろん実際検診に行ったときの質問にも答えられるようにしなくてはいけない。さらに半日子供と一緒にいて、医者や保健士、ほかの子や母親の中でどんな反応を示すか、社会への適応性を見る良い機会にもなる。まあ、たまにやってくるお父さんの「子供理解度チェック」みたいなものだ。

子供手帳を開いてみると、半年、9,10カ月、1歳半、2歳、3歳と、日本の子供はよくまめに検診があることに気づく。子育てがしにくい社会と批判されることもあるけれど、これだけ行政がまめにチェックしてくれる機能があるなら、まんざら言われてるほどひどい状況でもないのではないか、と正直思えても来た。

さて仕事の合間を縫って半休をとり、息子の1歳半の検診のため午後の保健所に向かった。上の娘と足せばもう何度も経験しているので、それほど戸惑うこともない。だいたい2時頃いっても、ひとつひとつで待たされるので4時過ぎまでかかる。
待合室はもちろん、お母さんと子供たちであふれかえっている。父親も来ているカップルは10組に1組あるかないか程度だろうか。意外なことに、父親だけというのは自分以外に見かけたことがない。
さすがにこの雰囲気の場は少し手持ち無沙汰になる。友達同士が多いママネットワークの賑やかな会話をよそに、椅子のはじにちょこんと二人で座って絵本を見ながら順番を待つ。

ようやく呼ばれて問診室へ。息子を連れて保健士にあいさつをすると少し意外な顔をされる。
「お父さん、、おひとりですか」
「ええ」
「立派なお父さんですねぇ、ええっとお母様は。。。」
どうも検診に母親が来ないのは何か事情があると思われるらしい。
誤解されてもいけないのであわてて、
「あ、子供の検診だけは僕が行くと約束してるので。。。」
と付け加える。

今日の検診は、1歳半の正常な発育を試すテストもある。テストといっても大したものではない。積み木を重ねる、積み木を手渡す。犬や電車などの絵を見て、いわれたものを指差す、などだ。
2年前に娘はすでにぺらぺらしゃべっていたのに比べて、息子はまだほとんど意味のある言葉をしゃべらない。頭の発育はのんびりしてるんのだろうと、たぶんあまり理解できないかも、保健士に話してからテストがはじまった。
ところが、実際やってみると、なんだ、そこそこきちんと理解してる。親もしらないことができた。

「あら、ちゃんとできるじゃない。お父さん、過小評価しすぎですよ。」

と保育士さんにたしなめられてしまった。

歯の検査、身長体重(これはわが子は二人ともちびやせ傾向である)、健康診断を無事終了。
帰り際、保健士さんに呼び止められた。
「次は2歳検診です。またお知らせをお送りしますね。でもそれまでの間に、何か心配なこととかあったら、遠慮なく連絡下さい。また、もしかしたらこちらからお問い合わせさせていただくこともあるかもしれませんのでその時はどうぞよろしく。」
若いきれいな保健士さんだったので、二つ返事で答えて保健所を後にしたが、妙に気にされて、やっぱり母親の来ないことが何か心配されたのか、とちょっと気になった。

帰って妻に話をすると、「昨今の虐待とかもあるからじゃない?」
なるほど、そうかもしれない。ここ数日、親のネグレクトで幼児が死亡する事件が連続した。親として見るに堪えない記事だけど、保健所にしてみるとそうした事件を未然に防ぐためには、おせっかいと思われるくらいの態度をとらないといけない事情もあるのだろう。

いろいろな職業の人がいてこの世の中はなりたっているのだけれど、仕事それぞれにいろいろ大変なんだあと感じた次第である。保健所の皆さまに感謝。