土曜日, 6月 02, 2007

WOC2007選考

5月13日の多摩OL大会と26日の富士でのミドル選考会

ウクライナで開かれる2007年世界選手権の選考会に参加した。
結果は13日のロングが6位、ミドルは7位。

ロングの方は順位こそあまりよくないが、3位との差は1分で、内容的にも悪くは無かった。巡航スピードも103と納得はいかないが最近ではましな方である。ベストラップも2,3取れたところを見てももう一歩のところまで戻っているという実感があった。

一方ミドルは惨敗。溶岩地帯と藪のきつい地形に最後までリズムを合わせられなかった。
もっとも多くの選手がミスを重ね、つぼりあいのレースだった。それでも「世界選手権に出たい!」と強い意志のある選手はレースをなんとか建て直して42分前後ではまとめている。
自分は序盤からミスを重ね、途中立て直すチャンスがいくどかあったにも関わらず、最後まで凡庸なミスを重ねてトップと6分の45分までタイムを落とした。

オリエンテーリングは戦略のスポーツだ。ナビゲーションとフィジカルという手持ちの武器を組み立ててどうやって最大のパフォーマンスを為すか。
フィジカルはもちろん、最近のレース数の少なさからナビゲーションまでが平凡なのであれば、それをまとめるタクティクスで自分の最良の結果を引き出してこそ経験の多いヴェテランの真骨頂のはずなのだが・・・。

もっとも参加する前から動機付けが中途半端だった。春の時点で遠征に対しての明確な目標を失いかけた後、そのまま惰性で参加した感がある。目標へのコミットメントが薄れ、逃げ道を自分で作ってしまった。

思えば世界選手権をはじめ国内の選考会で落選したのは1987年の高校2年生のWOCフランス大会以来だ。
自分で思う存分準備して強い意志をもって参加して落選したのなら悔いはない。
ただ中途半端に望んで自分の中の一つの砦を壊してしまったのは残念だ。

今年のチームは男子4人だった。
紺野・松澤・加藤・小泉
誰が見ても今、WOCで「何かあるかもしれない」と思えるのは、この4人と(今年をスキップした)高橋、山口の6人だけだろう。

もう少し若い世代、坂本、高橋雄、今井あたりがチーム入りしなかったのは残念だが、現状では必要にして十分なメンバーだ。
活躍を期待したい。


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