日曜日, 3月 14, 2010

サクラサク

インカレを観戦できない春は、もうこの何年も慣れっこになっていたけれど、
さすがに今年は少し胸騒ぎがした。

土曜日。出張が多く追いつかないデスクワークのために出勤。
午後はずっとパソコンに向かって仕事。ふと気がつくと8時。あわててLAPCENTERを開く。
案の定、小林がミドルで優勝?と思いきや、その後訂正され大橋君が優勝とのこと。女子も高野が勝った。天晴。しかも女子は2位が星野、男子のBは田中が優勝。男子はタイムで見る限り接戦だったようだ。

日曜日。おじいちゃんおばあちゃんも一緒に家族で近くの公園にピクニック。ついでに品川区の10kmマラソン大会に参加。春の訪れを感じる陽気。
家に戻って子供の昼寝の合間にLAP CENTERチェック。東大はリレーも競い合いの上優勝。素晴らしい。渋谷の2名を含んでの優勝、何もサポートはできなかったけど、クラブカップでDISQになったことなどくらいよい経験になっていればそれだけでも価値はあったろうか。

小林は。つい半年前までは走力をなかなか生かせないイメージがあったけど、一度勢いがついたら誰も止められなかった。2年前の3000m走で競った時から、なかなか面構えの良いやつと思ったけど、ここまで大成するとは思わなかった。2連覇はもちろん、最後のタイトルミドルを狙って次の一年に期待。

ここに満足せず、どんどん上を目指してほしい。


日曜日, 3月 07, 2010

シンデレラ

昼下がりの会社。

いつもの部のメンバーで昼食をとっている時、話題はテレビ。
番組ではなく、テレビの設定についてらしい。光ケーブルにすると一家全体で見れて便利。そうでないと、各部屋の一つ一つにチューナをつけなくてはいけないので不便だ、、、そんな内容だったろうか。うろ覚えなので信じないでほしいが。
この1,2年に家を買った面々が多いせいか、あちこちで体験談が出た。来年のデジタル放送への完全切り替えを目前に我が家はいまだに15年前のブラウン管テレビ。話題からはカヤの外である。
今のテレビはいろいろと大変なようだ。かつてのアナログテレビのようにアンテナさえあれば映るというわけでもないらしい。何かと物にこだわりのある後輩が、いろいろ力説して光ケーブルを勧めてくれた。

そうかあ買い替える前に少し勉強しなきゃ、でもそもそもテレビを見ないのであまり関心がわかない。
そんなことをつぶやくと少し驚かれた。
家にいてテレビがついてるのは朝の子供番組と夜のニュース、天気予報くらい。妻も僕もテレビをつけるという習慣がない。
「ドラマは、スポーツは?」
いや、日本国民としてお恥ずかしいが、真央ちゃんのフリーすら映像できちんと見てない。竜馬伝も夕食をおじいちゃんおばあちゃんの家にいた時に見るくらい・・・・、
でもテレビの番組表とかで面白そうなのとかあったら・・・」
考えてみればテレビの番組表を最近見ない。休日新聞をじっくり見る時、ほかに見るところがなくなった時くらいだろうか。。。
「いやー聞いたか、おい、おれもそんな高尚なこと言ってみたいよ。」

まるで天然記念物のような扱いで1つ上の先輩が皮肉交じりに話しのネタにした。
いや、別に経済欄とか政治欄にばかり目を光らせているわけでもない。生活欄も、スポーツ欄も、ついでにその下の雑誌広告のお色気見出しだってついつい見ちゃう。
でもテレビ欄は見ないのだ。

「でも普段何してんですか?」別の後輩に聞かれ、うーん確かに。いや、ネットは見るね、ほかにメールのやりとりとか。。。えっと。
そこで少しつまった。
話題が数秒テンポで変わる昼食の会話、それ以上弁解しても冗長なだけだと口を閉じたが、確かに自分の生活は、仕事、育児、睡眠、トレーニング、そしてパソコン。それで99%が回っているような気がする。

そこにテレビが入らないのは、たぶん自分がテレビが心から好きでないからだろう。少し考えてみると、自分は加工された情報を与えられるのがあまり好きでない。どちらかといえば生の情報を自分で解釈したいタイプ。だから、初めからストーリーや解釈をわかりやすく咀嚼されてしまったテレビの情報にあまり魅力を感じないのだろう。テレビで得た情報も、そのあとネットのWikipediaとかで調べなおしてみないと気が済まないところがある。
あるいは自分の趣味がマイノリティすぎてテレビから情報が取れないことも大きく関係しているかもしれない。
でも、映画やドラマは根は嫌いじゃない。ただ珠玉混合のテレビから自分にあう情報を選ぶのが偉くしんどく感じてやる気がしない。ただ、映画は好きなので、新聞などで映画評はちょこちょこ見ながら時々、本当に1年に数度くらいDVDを借りてる見る。それはひそかな楽しみだ。

話はどんどんずれるが、最近見た映画で一番感動したのは、「シンデレラ」。 あの1950年代のディズニーの名作である。実家にいった時、娘と一緒に2回連続してみた。子供向けと思ってばかにしてはいけない。ちゃんと見ると実によくできている。話筋がシンプルでロマンチック。人物設定もわかりやすくてシンデレラを助ける動物たちも愛らしい。映像も美しいしシンデレラのエレガントなしぐさが印象的だ。
ローマの休日やベンハーに偉く感動したこともあったけど、ひねりすぎの感がある今の映画を見慣れていると、ディズニーに限らず50年代の映画がかえってとても新鮮に映る。

「歳とったんじゃないの?」
ギクッ、食事も終わりトレイを持って席を立つときに、同い年の先輩が冗談交じりにいった。
確かにテレビのムツカシイ設定も、今の時代の番組にもついてっていけてない。50年代の映画が良いと思うココロも、もしかしたら時代にとりのこされてるのかも・・・。


「ももちゃんもシンデレラに変身する!」
見終わったあとしばらくシンデレラ熱に吹かれた娘。
でも、その気持ちを少しだけ共感できる感性が自分にも残ってたのだから、まあ時代についてってなくてもそれはそれでよしとしよう。



FUJIシリーズ2010

久しぶりに寝休日を過ごし午後に4時間近い昼寝。
その分たまった仕事をこなすために少し夜更かし。選考会まであと1月、いよいよである。もちろん準備する側も待ったなし。

寝る前に・・・少し前になるけど、FUJIシリーズのプレイベントについて。
久しぶりにロングらしいコースを走った。ロングレッグはもちろん、そのつなぎのスピードを殺したショートレッグとのメリハリも面白い。こういメリハリのあるコースを組めるプランナーというのが日本では稀有だ。海外のレースにいけば当たり前に出てくるのに、日本では国土の狭さに合わせみたいなこじんまりしたコースが多い。おそらく、テレインの限られた面白い部分をつなごうとする意識が強いからだろう。部分的にはおもしろくても全体として凡庸なコースになる。
みなでこういうコースをお手本にしよう。

前週に体調を崩していたので直前まで行くか悩んでいたが前日に意を決して車を走らせた。結果、体は良く動いたし、集中力も発揮した。これから2か月の競技へのモチベーションを継続してくれだけの十分な手ごたえだった。ラップを見るとルートチョイスで1,2分の改善の余地はありそうだが、アタックやナビゲーションという点ではほぼ合格点だった。

成績にはいろいろな意見感想がある。ただ、ひとつ言えるのは、誰がトップタイムだったかが問題ではない。そのトップタイムが世界で通用するタイムなのかが問題なのだ。
その点ロブがWOC予選と設定したコースでトップ75分、70分代3人は物足りない。感触的にもWOC予選だったらトップは60~62分程度にくるのではないかと想像する。であれば少なくとももう5分みなで速く走るべきである。
レース形式ではないため調整イベントだったせいもあるだろうが、今後2月の強化選手の仕上がりに期待しよう。

なお富士シリーズは今シーズン4月、5月、9月と続々イベントが続くので、みなさん是非期待しましょう。

金曜日, 3月 05, 2010

保健所

自分はそれほど育児参加に熱心な父親とはいえない。

専業主婦の妻に甘えて、平日はせいぜい早く帰った日に風呂に入れるくらい。休日は一日一緒にごすこともあるけれど、頻繁に家族をおいて一人で森に行ってしまう。子供と接している絶対時間はそれほど長くないかもしれない。

ただ、ひとつだけ妻と取り決めて守ってきていることがある。それは子供たちの検診に連れていくこと。

これは意外と良いアイディアだったと思う。検診前にはまず問診を書くが、そのためには最近のわが子の状況を把握しなければいけない。もちろん実際検診に行ったときの質問にも答えられるようにしなくてはいけない。さらに半日子供と一緒にいて、医者や保健士、ほかの子や母親の中でどんな反応を示すか、社会への適応性を見る良い機会にもなる。まあ、たまにやってくるお父さんの「子供理解度チェック」みたいなものだ。

子供手帳を開いてみると、半年、9,10カ月、1歳半、2歳、3歳と、日本の子供はよくまめに検診があることに気づく。子育てがしにくい社会と批判されることもあるけれど、これだけ行政がまめにチェックしてくれる機能があるなら、まんざら言われてるほどひどい状況でもないのではないか、と正直思えても来た。

さて仕事の合間を縫って半休をとり、息子の1歳半の検診のため午後の保健所に向かった。上の娘と足せばもう何度も経験しているので、それほど戸惑うこともない。だいたい2時頃いっても、ひとつひとつで待たされるので4時過ぎまでかかる。
待合室はもちろん、お母さんと子供たちであふれかえっている。父親も来ているカップルは10組に1組あるかないか程度だろうか。意外なことに、父親だけというのは自分以外に見かけたことがない。
さすがにこの雰囲気の場は少し手持ち無沙汰になる。友達同士が多いママネットワークの賑やかな会話をよそに、椅子のはじにちょこんと二人で座って絵本を見ながら順番を待つ。

ようやく呼ばれて問診室へ。息子を連れて保健士にあいさつをすると少し意外な顔をされる。
「お父さん、、おひとりですか」
「ええ」
「立派なお父さんですねぇ、ええっとお母様は。。。」
どうも検診に母親が来ないのは何か事情があると思われるらしい。
誤解されてもいけないのであわてて、
「あ、子供の検診だけは僕が行くと約束してるので。。。」
と付け加える。

今日の検診は、1歳半の正常な発育を試すテストもある。テストといっても大したものではない。積み木を重ねる、積み木を手渡す。犬や電車などの絵を見て、いわれたものを指差す、などだ。
2年前に娘はすでにぺらぺらしゃべっていたのに比べて、息子はまだほとんど意味のある言葉をしゃべらない。頭の発育はのんびりしてるんのだろうと、たぶんあまり理解できないかも、保健士に話してからテストがはじまった。
ところが、実際やってみると、なんだ、そこそこきちんと理解してる。親もしらないことができた。

「あら、ちゃんとできるじゃない。お父さん、過小評価しすぎですよ。」

と保育士さんにたしなめられてしまった。

歯の検査、身長体重(これはわが子は二人ともちびやせ傾向である)、健康診断を無事終了。
帰り際、保健士さんに呼び止められた。
「次は2歳検診です。またお知らせをお送りしますね。でもそれまでの間に、何か心配なこととかあったら、遠慮なく連絡下さい。また、もしかしたらこちらからお問い合わせさせていただくこともあるかもしれませんのでその時はどうぞよろしく。」
若いきれいな保健士さんだったので、二つ返事で答えて保健所を後にしたが、妙に気にされて、やっぱり母親の来ないことが何か心配されたのか、とちょっと気になった。

帰って妻に話をすると、「昨今の虐待とかもあるからじゃない?」
なるほど、そうかもしれない。ここ数日、親のネグレクトで幼児が死亡する事件が連続した。親として見るに堪えない記事だけど、保健所にしてみるとそうした事件を未然に防ぐためには、おせっかいと思われるくらいの態度をとらないといけない事情もあるのだろう。

いろいろな職業の人がいてこの世の中はなりたっているのだけれど、仕事それぞれにいろいろ大変なんだあと感じた次第である。保健所の皆さまに感謝。

木曜日, 2月 25, 2010

七転八起

5年ぶりにパソコンを乗り換えた。

狭い我が家ではデスクトップを鎮座させる広いスペースがない。だから5年前に買った12インチ型のデルのノートブックが唯一のPCで、メールもインターネットも画像保存も事務処理もすべて1台、しかも妻と共有していた。今思うとよく働いてくれた。持ち歩くにはちょっとごついが、それでも会社に合宿に持ち出し、コーヒーがこぼされても、液晶画面をばんばんたたかれても、子供たちに何度も踏みつぶされても壊れることなくフル回転してくれた。モバイルPCの鏡のような働きぶりだ。

それでも最近ハードディスクは満杯になり、動きも悪い。フリーズの回数も多くなり、天寿をまっとうするのも近し、ごっそり中身が使えなくなるのを恐れあわてて買い替えた。
あまり迷うことなく同じようなデルの11.6型のノートにした。CPUやメモリがどうだとか、性能は正直あんまりわからないが、最近のパソコンは低価格でも十分使えそうなので6万円台のものを選んだ。エクセル、ワードもついてるし、前のパソコンに比べるとまぶしいくらいに洗練されてる。パソコンもずいぶんやすくなったものだと偉く感動してしまった。

ところが買った後がいけない。問題はパソコンのセッティングである。
そもそもIT音痴である。いや、少し言い訳すれば年代のせいもある。PCが普及しインターネットが一般的になるより前に大学を卒業してしまったので、じっくりいじる機会がなかった。周りの後輩をみると、今の30代前半より下の世代の方が皆使いこなしている。自分はアナログ世代の最終組かもしれない。

パソコンを使えるようにセットアップするにはそれなりの時間がいる。でもチビ怪獣の攻撃を免れる時間は毎日細切れ。おまけに十分な知識もない。だからどうしていいかまごまごしていると朝の貴重な1時間はあっという間に過ぎて「はいまた明日」となる。
それでも毎日来るメールはチェックして返答せねばらならない。生半可立ち上げてメール受信してしまい、前のパソコンとどっちで受信したかわからなくなってしまう。しばらく2台のパソコンを開いて格闘する日々が続いた。
まったく仕事をスムーズにと買ったパソコンで、セッティングにストレスをためてちゃなんのために買ったのか、なんだかばからしくなる。インポート機能でメールの引っ越しを終えたのはもう2週間もたってからだろうか。


この間に費やした時間、どの程度だろうか。いっそ知識のある人にお願いして1万円くらい払っても安かったかもしれない。適切なアウトソーシングが効率化のカギであることを実感。

ようやく8割の機能を新しいパソコンに映した。まだPOLARのトレーニングダイヤリーがうまく移せない。もう少し格闘の日々が続く。

火曜日, 2月 16, 2010

優勝!


自慢したいわけ、、、、なのが本当のところ。

2周連続して、アンカーとして優勝!

2月7日はオリエンテーリングで関東リレー。積雪に地吹雪が舞う悪コンディションの中、大学OB対抗で東大OBチームで参加。卒業したてほやほやの林ジョージ君と、全日本チャンピオンの加藤君とチームを組んだ。
今年のエントリーメンバーのコンディションを見ると、例年ライバルの早稲田や筑波がやや元気がない。正直なところ自分達は一枚上手だと自負していたので、優勝はある意味想定どおり。だけど、昨年のチームメイト村越さんからジョージにバトンタッチして一気に平均年齢も38歳から31歳まで若返っただけに新鮮だし、やはりアンカーとしてゴールレーンを横切るのは気分が良い。
現役学生ではトップゴールの東大が失格になるなどのハプニングもあったが、総じて学生のレベルはOBのレベルに肉薄していた。学生の競技人口自体の低下は下げ止まりのきかない状態と聞くが、トップを目指す選手については、楽しみな輩がいる。ピラミッドの底辺を広げるためにも高い頂点を目指す選手の後押しが少しでもできればと考える。

一週おいて13日土曜日は、会社の恒例駅伝大会。一昨年まで皇居外周で実施していたのを、今年から藤沢の自社工場内の敷地を使ったコースでリニューアルして開催された。
工場内の建物を縫うように走るコースは、一周2.7kmのコースに14回のコーナリングが伴う。一般的な駅伝からいえば皇居みたいな緑もないし、カーブが多くて走りにくいコースかもしれないが、パークOに慣れた身にとっては、景色がめまぐるしくかわり、コーナリングや減速加速のテクニックがあって意外と飽きないコースだった。
さて、6,7年前に一度優勝したわがチームは、平均年齢40歳をすでに超えて全員管理職。それでもチーム核の先輩が「今年はやるぞ!」と綿密に計画をたて、メンバー全員がきちんと準備したおかげで各区想定以上のタイムで進んだ。僕がアンカーで走り出す時点ですでにトップ、流石に抜かれることはなく、ゴールのテープを切った。
4人で全16.2km(公称)を56分17秒だから、サラリーマンおじさんのチームとしてはかなり優秀な成績だろう。
個人タイムは5.4km/17分44秒。距離は若干うそっぽい。感覚的には5.2~5.3km程度だろうか。区間賞は17分だから流石に今の自分には厳しいが、十分楽しめた。

久しぶりに話したトライアスロンをやる先輩が、鏑木さんのモンブランを見てトレランに興味をもっていた。
多くの人があの番組を見れば、ロマンを共有すると思う。NHKに感謝。
トレランブームの上昇気流はまだまだ続きそうだ。




土曜日, 2月 06, 2010

「朝型」と「夜型」

自慢したいわけじゃない。どちらかといえば後悔に近いかもしれない。

生来朝が弱い。小学生の頃から冬の朝は布団にもぐりこみ、親に引きずり出されてた後もストーブの前でうずくまった。中高時代も通学はいつも定時ぎりぎり。大学時代は一限の授業にほとんど出た記憶がないし、大学院の研究時代も研究室が放任主義だったことをいいことに、午前中にまともに実験をしたことなどなかった。いつも夕方から調子に乗り出し、気がつくと9時、10時だった。典型的な「夜型」である。
そういう性質だから選んだ会社もフレックス制。1年目こそ定時に席に座るようがんばったが2年目からは1本、また1本と乗る電車が遅くなり、長らくの間9時半出社が身に染み付いてしまった。だから一昨年管理職になって定時出社をしようとしたときに随分と苦労した。
合宿でも同じである。寝起きを共にした一昔前の代表選手なら皆知ってるだろう。だいたい朝食前最後までベットに寝そべっているのは僕だし、朝食後出発まで時間があれば二度寝することもしばしばだった。

怠け者とは思わない。ただ朝がどうにも弱い。
もう30年以上、そういう自分と付き合ってきたし、そういうのは、努力の問題ではなく、身体の性質だと半ば諦めていた。そういえば自分は血圧値が低い。顔色が悪いとよく言われるではないか。

それが自分の生活習慣の結果で、いわば工夫不足だったことにようやく気付いたのは、そろそろ不惑が見えるこの歳になってからだ。

きっかけは何だろう?そう、子供達である。
子供2人と過ごす生活では - 経験したことのある先輩方は分かると思うが - 家の中にプライベートがない。常に忙しいわけではない、ただ自分の時間が作れないのだ。
幼児の親の試練は想像以上である。もっともそれを補う育てがいがあるのは確かだが、それでも色々なことをやりたい歳の若い親には非常にストレスになる。
ただ、チャンスはある。子供の睡眠時間は僕ら大人より2,3時間は長い。神様はそこに工夫の余地を残してくれた。うちの子の場合、幸いにも2人ともほとんど同じで10時過ぎに寝て7時半までたっぷり寝る。
はじめのうち、10時に子供を寝かしつけ、寝た後を自分の時間としていた。朝が弱く、夜型の自分にはある意味当然の使い方だった。
でも11時頃からパソコンに向かったりトレーニングで外に出るのはちとつらい。子供を寝かしつけているうちに脳も体も休んでしまうので、そのあともう一度エンジンを温めるのにすごくエネルギーがいるのだ。
そのうち、子供を寝かしつけたまま自分も寝てしまうことが2,3回続いた。ある時自然と朝早く目が覚めるようになった。そして、その時間をジョギングやメールの時間に使うようになった。
ようやく気付く。
「なんて効率が良いんだろうか」

本屋に行けば早起きを進める本が数多並んでいる。夜型の自分は気にはなれど、自分にあったスタイルは別さ、と見て見ぬふりをした。
陸上の選手はもちろん、オリエンテーリングでも最盛期の善徳など朝錬を充実するのがランナーの王道である。でも、朝錬が比較的少ない有名選手を引き合いに言い訳をしていた。
しかし今は言い切れる
「絶対に早起きの方が特だ」と。

ここ数ヶ月、完全に朝型に切り替わった。妻も驚いた。20年以上しつこい夜型にてこずった実家の親は「まさか、あんたが、うそでしょ、」と本気にしない。
でも5時過ぎに目が覚める。会社に行く準備を始める7時半までの間、メールとジョギングで2時間弱を使うことができる。夜は会社から戻って子供を風呂に入れて10時半には一緒に寝てしまう。忙しくて帰りが遅いときも、風呂以外は何もせずに直ぐ寝る。12時を超えることはほとんどない。
平日のトレーニングの大半が朝になった。夜10時以降のトレーニングがほとんどだった数年前からは考えられない。

気がつくと、いろいろ良い点が見つかる。
まず気持ちいい。「冬はつとめて」というが、この季節は近所の何気ない公園の森でも空気が透き通るようで気持ちよい。
それに体調が崩れなくなった。今まで疲れをためて朝起きるのが辛く、布団で半休を取ろうかと真剣に悩む朝が時々あった。でもそういう朝はまったくなくなった。体調不良でトレーニングが減る時期も皆無に近い。自分でいうのも何だが、心身ともに健康的な生活になった。
そもそも朝型というのは楽チンなのだ。当たり前なのかもしれないけどそのことに今気付いた。夜型の時は、朝型というのはすごい意志が必要なのだと勝手に想像していた。そんなことはない。朝型の人にとっては当たり前のことで、むしろ夜型時代に起きるのが辛かったことを思い出すと、我ながらかわいそうになってしまう。

もちろん、今様々なことを何とか廻しきれているから、今のリズムを保てるのかもしれない。例えば昨年の3月のように、本業の仕事とそれ以外仕事でクライマックスを迎えるような状況になったら、きっと今のリズムはもろくも崩れ、昔のような生活に戻ってしまうのだろう。
ただ、一度こうしたリズムですごす生活のメリットを体感してしまった以上、これからは波風あってもいずれ「朝型」の自分に戻ろうと努力するに違いない。

さて、きっと僕と同じように朝が弱いと信じている人がいると思う。
そういう人も、自分が「夜型」だと決めつけてたとしたら、一度その先入観を捨ててみると良いと思う。
きっかけは別のことかもしれないし、何か工夫が必要かもしれない。

でも、特に競技で上を目指すのであれば、絶対に「朝型」になるべきである。

「夜型」で競技人生のほとんどをすごしてしまった者の反省としても。


信越100mile 2022

<レースの記録を忘れていたので後から記載>  START 18:30  日没して約30分、暗闇の中スタート。序盤はスキー場の中の登りとトラバースを繰り返す。 2,30分で下りからロードに出てそこからは比較的平坦のパートが続く。1時間30分くらいで斑尾山に向けて急登が始まる。...