車で出かけるほど大げさでなく、でも乳母車では機動力がない。自転車があると、小さな子供がいる家族にはちょっとした休日の過ごし方がぐっと幅広くなる。
ちなみに自転車の名は「キャサリン」妻のインスピレーションで命名。
「なんで?」「だって真っ赤だから女の子よ」だって
「キャサリンとお散歩」が子供達のお気に入り。
お弁当を持って、ちびを前の席、おねえちゃんを後ろの席に乗せていざ出発。
自宅から8kmほど。父ちゃんはトレーニングも兼ねて、電動スイッチは「オフ」
大井競馬場の脇から大井海浜公園を抜け、東京湾野鳥公園の前を抜ける。このあたりから大井埠頭。住宅はまったくなく、倉庫や、物流の施設が並ぶ中、貨物の引込み線や運河を渡って走る。
ようやく城南島に渡り、その先端まで行くとそこが城南島海浜公園。40分近くのちょっとした旅。
それ程広くはない -そう、パークOマップを作るには少し物足りない程度-、でも道中の殺風景さとは対照的できちんと整備されている。手入れのされた芝生が海の目前まで迫り、バーベキュー広場もある。この手の緑地にありがちな、ゴミが散らかし放題の荒廃感はなったくなく、家族連れが安心して楽しく遊べる雰囲気だ。
さて、この公園の目玉は日本の空と海の玄関口両方を間近に見れること。
海を隔てて隣にある羽田空港から飛び立ってすぐの飛行機が真上を通る。まだ高度が低いので、航空会社のロゴマークもしっかり見える。そしてその頻度のすごいこと。さすが過密スケジュールで有名な羽田。本当に2分に1本上空を過ぎ去っていく。
一方、目を海に向けると、臨海地帯の湾岸に巨大なクレーンがあちこちに見える。子供には「きりんさん」に見えるらしい。そして今度は、とてつもない大きなコンテナ船が、積み木のようにきちんとコンテナをならべて、悠々と狭い湾を通過していく。
子供は想像以上に大喜び。
品川、大田区方面に住んでいる人は一度行ってみるといいかもしれません。普通の人は皆車できているようです。
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