「ぜんぜんだめよ。昨日よりひどい。」
最近帰宅して妻とかわす会話。
「あなたが出たあとからずっと泣きっぱなし。自転車降りて先生に渡すときまいっちゃった。」
娘が幼稚園に通うようになって1月。行きはじめて1週くらいした頃から朝行きたくないと泣くようになった。曜日感覚のない娘は、僕が会社に行く支度をはじめると自分も幼稚園に行かなければいけないことを悟りめそめそと泣きだす。
良くあることかもしれないけれど親としてはちょっとした悩み事。
幼稚園が嫌いなわけじゃないらしい。昼過ぎに迎えに行くと上機嫌で待っている。帰ってからの午後はけろっとして、幼稚園で習った歌や踊りを披露する。幼稚園のお友達の名前も口にするようになった。
多分朝は切り替えができないのだろう。彼女なりに幼稚園ですごく気を使っているんだと思う。だから母親のぬくもりが残った布団を出て幼稚園という外の社会に出ていくモードになかなか入らないのだろう。
そういうところは僕に似てる。
僕自身人とのコミュニケーションにエネルギーを使う方である。だからプライベートと仕事の切り替えが器用でない。自分の中で仕事とプライベートのモードスイッチがあって、それを切り替えるのに一種の活性化エネルギーのような力が必要なのだ。だから若い頃はその切り替えのまずさが仕事でも支障をきたしたこともあったし、仕事が好きになれない要因でもあった。
今でこそサラリーマンを15年続けて大分慣れたし、人並みにコミュニケーションをとれるようになったけど、それでも時々切り替えがうまくいかない時もある。
衣替えにはまだすこし涼しい今朝、午前半休をとって娘を見送りに行った。
白地にカラーがロイヤルブルーの真新しいだぶだぶの制服に袖を通した娘。
親バカながら、かわいい、、、としんみり。
「ももちゃん、キュアマリンみたい」おだてるとその気になって鏡の前でポーズ。
「さっいこっか」
「うんっ」
入園して2カ月、ようやく朝のめそめそもおまってきてやれやれ。
はじめは泣いてる子もいるけど、小学校行くころには皆当たり前のように平気になる。世界中の幼稚園生がそうなのだから、冷静に見れば、わが子もいずれは社会生活に適応していくのだろうけれど、親からすると子供が成長の階段をひとつづつ登る様子は、いつもひやひやである。
でもその分少し前に進んだ時はやっぱりじーんとくる。
無事機嫌のいい娘を見送って家に戻り、今日のメインイベント。
9時45分。
調度1年前と同じように今回も妻と2か所に分かれて臨戦態勢。
これが本当の半休の理由。
2 件のコメント:
最後の4行、最初意味が分からなかったのですが、そのすぐ後、「あ~!」と(二人の光景が目に浮かんで)思わず笑いました。素晴らしいオチ、唸りました。
あれれ!せっかくの許田君のコメントまちがって消してしまいました!
すいません!
また気が向いたら書き込んでください!
まるちゃんは出るよね。パパ対決だね。
まるちゃんにも勝つようがんばります!
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