土曜日, 5月 02, 2015

UTMF2014 完走記 その1 -2013の反省と2014の目標‐

このページに書き込むのは4年ぶりとなります。

 仕事が忙しかったことやFBの手軽さもあって、書き込みを休止していました。ただ、内容によってはこちらに書き込みをした方が良いと思う内容もあります。 今回もう一度ここに書き込みをしようと考えたのは、次のUTMF2015を目指すにあたり、UTMF2014の記録をどこかに残したいと思ったからです。

自分は、UTMFを走る前には装備やレース展開を考える際に、多くの人のブログを参考にしました。 同じように、この記事がもしかしたら他の誰かの参考になるかもしれません。だとしたらFBよりもこうしたブログの方が多くの人の参考になるチャンスがあるかもしれないと考えたからです。

【2013年の結果】

目標 27時間
結果 30時間00分57秒

初出場でした。それまでの最高距離は信越五岳110km

【2013年の反省点】

  ①レース前日の睡眠時間
12時近くまでスカイプ会議で仕事、5~6時間の睡眠時間。その結果レース中に睡魔が襲い、2日目の朝から昼にかけて合計90分程度横になって寝てしまった。

  ②下りの筋肉
太郎坊からの下りで大腿四頭筋がパンパンになり、その後歩いてしか下れない場面が何度もあった。特にひどいのが舗装道路(須走までの下りと富士吉田(最終エイド)までの下り) 靴の選定が無頓着でした。ノースフェースのHAYASAで出走。軽量でスピード重視の靴だからもちろんクッションがほとんどない。そのため後半の脚にかなり影響したと思う。 

中間のこどもの国まではほぼ想定通りで11時間48分。トップ選手のタイムをみると、こどもの国までのタイムの2.2~2.3倍程度で完走する選手が多い。そう考えるとここまでのタイムは悪くないので、後半タイムの低下が予想以上だった。 それ以外の身体のコンディション(胃腸、膝や腰の関節など)は概ね問題なし。

【2014年の目標と改善点】

コース距離が161kmから169kmに伸びたため、タイムは1時間程度伸びると想定。前回の経験から少し目標を緩め、28~29時間とした。目指した、改善点は以下の通り。

①睡眠
昨年大きな反省があったことから、改善点として、レース前の睡眠時間を重視。数日前から適性な睡眠時間の確保(7時間)に努めたこと、また前日は定時で退社し、夜のうちに移動して近くの民宿に素泊まり、午前中のレース前までゆっくりと過ごした。

②靴
UTMF2013の反省から秋にモントレイルのバハダを購入して信越の110kmを出走。この靴はクッションは良いのでほとんど問題は感じなかったけど、靴のソールのフィット感が今一つで、若干脚の動きに違和感があった。それで直前にラ・スポルティバのBushidoを購入。ダメならバハダで走ればよいと、試してみると、フィット感が高い。特に土ふまず周がしっかりしているのと、ソールが固めでグリップ感があるのも良い。これで169kmを走ることに。

③テープ
少しでも大腿筋の負担を減らすべく、大会の賞品でもらったままタンスの肥やしになっていたNEW HALEのテープを利用。さらに、キネシオテープを久しぶりに購入して膝と大腿部に張る。それと習慣化している固定テープでの足首テーピング(ねん挫予防)もしっかり行った。

④持参品
昨年、妻がハセツネ用に使っているグレゴリーの8Lを使用。ところがパンパンで余裕がなく、エイドで出し入れに苦労した。使わなかったルール以上の防寒具があったので、今年は少し取捨して同じバッグを使うことに。 雨具/ノースフェースの軽量なもの(トライアンフレインジャケット)、防寒具/モンベルのダウンジャケット(10年以上前に買ったもの/エイド休憩用)と、パタゴニアの軽量ジャケット(夜間走行用)、手袋/厚手の登山用と薄手の伸縮性手袋 水は650mLボトルの他400mLのプラスチックバック2個。ほとんどのエイド間は1Lもあれば十分のはずだが、天子が岳山塊は日中に5時間近くになる可能性があり、最大1.5Lもてるように準備した。(これが不幸中の幸いとなる) 食糧は、ドライフルーツ(レーズン、アプリコット、プルーン、干し梅)を約300g×2袋、羊羹4本、塩飴などを前半と後半にわけ、後半分はデポジット袋に。昨年の経験からエイドでの補給でほとんど賄えるので、今年は少し量を減らした。

【トレーニング】

直前6カ月について
2013年
11月 32時間 325km マラソン/2'49'30(筑波)、神流トレイル50km
12月 32時間 330km 10マイル/57'22、OL練習32km/3日
2014年
1月 24時間 271km ハーフ/75'37 月の後半風邪で休養
2月 27時間 285km 駅伝3.3km/11'59 後半雪
3月 40時間 366km トレイル練習34km+40km、OL練習27km/2日
4月 26時間 256km トレイル練習44km+24km(UTMF前の24日まで)

ここ数年冬場はロードが多く不整地(トレイルや森)の量が減るのだが、今年は2月の雪の影響もあり、1,2月まったく不整地を走れない。また1月2月はトレーニングの総量も積めなかった。3月からなんとか時間をつくって2週に1回トレイルを走るように心掛け、間に合わせた感じ。実際レース前には、トレイルを走る身体はある程度できてたと思う。

ただトレーニング量として100マイルを走るに十分だったとはいえません。 今の自分に500km、600km/月は正直難しいが、本当であれば350km/40時間は確保したいところでした。

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