土曜日, 3月 19, 2011

ナイターを中止すると節電になるか?

地震から1週以上がたって、まだまだ混乱は続くけれど、今のリズムの生活にも慣れてきて、今後のいろいろなことを考えられるようになった。
そんなついでに、報道を見ていてちょっと疑問に思ったたわいもないこと。

セリーグが予定通り開幕することに、いろいろと非難があり、結局開幕の延期と、ナイターをやめたり照明を落としたりして実施するらしい。
僕も感覚的には、あと1週間での開幕には違和感を覚えたし、まだ被災地の悲しみも、世の混乱も収まってない今は正しい判断だと思う。

その判断とは全く別の話だが、その中で、「ナイターをすると5千世帯分の電力量」がかかると表現され、節電が叫ばれる中の実施の批判につながっていた。

この数値が正しいとして、では本当にナイターをやめると節電になるのか?という疑問がちょっと湧いた。

全く別の話だけど、会社では最近、多数の人が集まる会議の際、事前にメールでPDFの資料が送られ、「各自プリントアウトして持参ください」と断りが付け加えられてるケースがある。これをする人に聞くと「資料をコピーして準備する時間が省けるし、(準備した部門の)固定費も節減できるから」と答えがきた。
なんとなく、あれ?と思う。
確かに準備する人の手間は省けるしその部門の固定費は減るけど、それは会議に出る(例えば10人)人それぞれが費やす5分の手間と、細切れの固定費に分散されて、会社の管理上見えにくく薄まっただけじゃないの?と。そしてコピーの手間を考えればまとめて1人がやった方が効率よいことは間違いない。

なんとなく同じことがナイターの電気節減にもあるように思う。満員のナイター、例えば3万人の試合を中止したら、その人達はどうするのだろう?しかたなく家にいて、電気つけて、ストーブ付けてテレビ見るか、ゲームするかもしれない。その電気使用量は各家庭の微増に薄まってしまうけど、それを足してナイターの5千世帯分の電気量よりも少ない、と確実にいえるだろうか??

個人的な感覚としては、やっぱりナイターの方が多分電気は使うと思う。でも「ナイターを実施することは5千世帯分の電気の浪費をすること」と考えてしまうようないいかたは、なんとなく批判する側のトリックのように思えてならない。

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