木曜日, 12月 07, 2006
初冬の八戸
仕事の関係で八戸に出張。
あまり私用では縁のない新幹線「はやて」に初めて乗っていきました。
盛岡からさらに40分、東京から3時間足らずなので、ずいぶんと便利になったものです。
仙台を過ぎると、 車窓からの風景は、葉がすっかり落ちて見通しの良くなった森と田んぼが交互に見える長閑な風景になります。
北東北は、意外と丘陵地の起伏がゆるやかなところが多い。雑木林が多くて、笹や低木で可能度はあまりよくないけれど、場所を選べばきっと、いいテレインがあるに違いない・・・。ついそんなことをぼーと考えながら外を眺めていると3時間はあっという間でした。
今回の視察の目的は、日本で今のところ唯一実用化されている、紫外線を用いた水処理設備を見ること。
紫外線は、お肌の敵とか皮膚がんの原因と言われるように、細胞内のDNAを損傷する作用があります。ところが天気の良い日の布団干しなど、紫外線の殺菌作用をうまく使ってかびや細菌を殺す方法も昔から使われていました。
その作用を水処理に応用しよという発想はもう100年前からあり、実は飲料水の工場とか、下水処理場ではかなり実用化されているます。ところが、飲み水をつくる上水道の分野では、いろいろな技術的課題があって、まったくといってよいほど普及していませんでした。
今回の見学は、そのような日本の水道において、先進的にも紫外線照射装置を実用化した八戸の水道企業団の設備を見に行ったわけです。
装置自体は(専門家にしか興味はわきませんが)、配管の中にランプを入れただけのような、とてもシンプルなもの。当然他の装置に比べて非常に安価です。
原水中の濁りが少ない水にしか適用はできないのですが、それでも今後経営状態が苦しく、ろ過装置などを導入できない地方の簡易水道などで、より安全な水を作る手法の一つとして、普及が見込まれます。
さてこの装置が処理している原水の水源地は、湧水を水源にしており、山間の静かな小川沿いにありました。
小さな祠もあり、とても森が美しく心や安らぐ場所です。
それでも、上流の農地などの影響で、湧水の水質は少しずつ悪くなっているとのこと。
水は正直なものです。月並みだけど、「森を守る」ということは我々の飲む水を守ることにつながることを実感しました。
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