多分書いてあることに気づいている人は、本当に一握りの物好きな人だけだと思う。
今の自分は競技を最優先にする立場にないし、自分もそれだけの準備をする覚悟はない。海外遠征にはとても越えられないハードルがある。
だけどこの30年に培った性として、何かしら競技で目標を立てて走り続けないと、仕事も健康も家庭も人生のすべてのリズムが崩れてしまう。だから魚が一生泳ぎ続けるように、自分も一生走りづづけてる、それが自分の生活の一部なのだ。
ハセツネを終えて自分の次に向かって走るゴールを求めてASOCロングを目標に設定した。それはASOCだから、というよりも全日本だから。
それほどの重大な決心ではない。手持無沙汰な冬を乗り切る手頃な目標だったのだ。
この冬は比較的よく走れた。ハーフでも75分台はキープしたし、1月は400kmも超えた。おそらく2月の時点なら自身を持って自ら優勝候補だと名乗っただろう。
しかしこの2か月の状態は残念ながらよくない。そもそも山や森に行けてない。オリエンテーリングもまともにレースしたのは2月が最後、あとは4月の選考会ロングの試走一本。さらに4月中旬に体調を崩した時はさすがにめげそうになった。
言い訳はいくらでもある。弱気になれば、逃げ込むところはいくらでもある。
でも、ふとこのブログに小さく書いた目標が目についた。頼りないけど、しっかり書いてある。
「ASOCロングでの優勝を目指します」
間に合うかはわからない。体調が復調した先週決心して半休をとり、早朝に鎌倉の山を走りにいった。あきれた妻がいった。「あなたの人生よ、好きにしなさい」
ようやく体がある程度戻ってきた。まだ自分が勝つ良い走りはイメージできない。でも今の傾きは悪くはない。
あと8日、この1週間は自分のために投資してみよう。
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