水曜日, 10月 20, 2010

会社の名前が変わる時

散々なやんだ挙句、自分の子供の名前を決めた。
はじめにその名前で赤ちゃんを呼ぶ瞬間、とても照れくさいし、違和感がある。
「本当にこの名前でいいんだろうか?」そんな小さな後悔が頭を過ぎることもあった。
だけど一旦つけてしまった名前は、変えようがないし、覚悟を決めて使い始める。

2歳にななったいま、すっかり馴染んでしまった。「コウイチ」は「コウイチ」であって、「コウヘイ」でも「コウスケ」でもない。「コウイチ」という名前が本人の個性、人格と同一化する。
名前はなんでも良い。その名前に個性と風格を持たせるのが本人の実力である。

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15年近く勤めている会社の名前が変わる。


かなり斬新だと思う。会社の名前というか、商品名。あるいはバンドのネーミングのようなセンス。
ちなみに、水事業に関わるわが社は世間一般から見れば体質的にまだ古さが残り、100年近く続く親会社のブランド名に頼りたくなるのが普通だと思う。我が会社ながら思い切った。

正直発表に前後して、社員でも賛否あり。
眉をひそめた人もいる。現実的には、ローンや賃貸などで勤め先を記入する時の会社の「風格」への影響を懸念する声。
確かにそりゃそうだ。一般論からすれば少し冒険しすぎの感もある。
僕も始め聞いた時は「えっ」と思った。

ロゴを見ていて数日この名前を頭の中で反芻しているうちに、違和感がだんだん愛着に移り変わっていくのを感じる。いや、むしろ
「以外といけるんじゃないの?」
という気がしてきた。覚えやすいし、見た目にも印象が残る。
今、世の企業名を見ると、漢字と英文字(しかも小文字)の組み合わせなんて記憶の限り見たことないけど、
でも10年、20年たったらどうだろう?意外と流行ってるかもしれない。実はかなり先進的なんじゃないか、という気もしてきた。

いや、そして何よりも名前に個性と風格を持たせるのは中身の実力だから。
新しい会社名のスタートとともに、名前負けしない実力の会社にしよう!
そう思う自分はいつのまにか立派なサラリーマンである。


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