今年の桜は、まるで震災で心痛める人々の前で遠慮していたかのように、随分ゆっくりと満開を迎えた。
それでもやっぱり桜が咲くと気分が少し明るくなる。そして気がつくと計画停電もなくなり、プロ野球も開幕した。
もちろん原発の状態は依然として予断を許さないし、いまだ行方不明のままの方が1万人以上いる。被災地の復興はまだスタートラインにたったばかりであるけれど、関東の生活はほとんど正常に戻っている。
震災後、我らがオリエンテーリングのWOCやJWOC強化、選考の日程は一旦白紙となり、全日本も中止された。
その後、選手強化の予定調整に随分と奔走した。
日に日に変わる世間状況を見ながら、メールが飛び交い、どうするか毎日悩んだ。
ようやく、ここ1、2週間で全日本の5月開催も決定され、選考会の開催目途もついて、もともとの強化路線に戻ることで落ち着いてきた。気が付いてみればちょうど1月分遅れてのスタートとなったわけである。
まだまだ厳しい状況にある東北地方の方々には申し訳ない気持にもなるが、われわれはそろそろ軌道にもどなねばなるまい。過度の自粛はこの国全体の活力を落としてしまう。WOC,JWOC遠征もささやかながら、この国の活力を生むことに貢献しているはずだ。だから選手の派遣はとても大切なことだと信じている。
夏のJWOCまで約2月半、WOCまでは4か月、地震でトレーニングに集中できなかった選手も、残りの期間しっかりと準備してほしい。
土曜日, 4月 16, 2011
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