月曜日, 3月 31, 2008

サクラサク!

全日本優勝しました。

素直にうれしい。
勢いで勝った1回目より、混戦の中フロックで勝った昨年より、今年の優勝はもっともっとうれしい。
本当に今年は勝てると思っていた。そして、そのとおりの結果になった。だから本当にうれしい。

チェコへの切符を手にした。
17年前、二十歳で怖いもの知らずで参加し、大きな手ごたえを感じたレース。
その後、自分の思うような活躍は描けなかったけど、
もう一度忘れ物を取り替えすチャンスを授かった。

あと4ヶ月を大切にすごしたい。

すばらしい地図、テクニカルでタフなコース、大阪の皆さんの尽力が本当に伺える大会でした。
運営していただいた皆さん、本当にありがとうございました!

水曜日, 3月 26, 2008

春うらら・・・そして

東京はもう桜が見ごろになった。

昼間は上着を脱ぎたくなる陽気の中久しぶりに行った渋谷。トラック練習の前に日没間際の代々木公園を走ると、五分咲きの桜の木の下で出来上がった若者グループがここかしこ・・・。この季節の自然の移り変わりの速さは見事だ。間違いなく春がきた。
広い公園内の奥の方まで脚を伸ばすと、さすがに誰もいなく、人知れず咲く夜桜を楽しむことができる。

桜の季節と共にやってくる全日本。
近づくにつれ感じる、この何ともいえない息苦しいような感覚。この20年変わらない。
ただ今年に限れば、それをとてもポジティブに楽しむことができる。

正直調子が良い。ただの錯覚かもしれない。が、今走りたい衝動を抑えるのに必死だ。
この調子よさがいつまで続くか、桜の花のようにはかない運命かもしれない。そう思うと早く全日本が着て欲しい。できれば明日にでも走ってしまいたい。

今日は5000mのペース走を17:30設定でこなすつもりが、自然とペースはあがり17:10。それ程追い込んでないのにこのタイムは、陸上でもここ数年で一番よい状態であることを示している。

それでも、今までの経験から痛いほど分かっている。調子の良いことは、勝つための十分条件ではない。勝つチャンスを少しばかり広げてくれる程度だ。それよりも、レースを冷静に進めることのできる一つの有利な要素ととらえた方がよいだろう。実際の結果は、これから当日までのコンディション調整と、メンタルな準備にかかっている。急峻で手強い箕面の森。強力なライバルがひしめく中、自分の調子のよさを一つの武器として、どれだけ冷静に駒を進めることが出来るか。
ふたを開けてみないと誰もわからない。

だからこそオリエンテーリングは面白い。



日曜日, 3月 16, 2008

狙いは一緒

日曜の朝、6時に目が覚めた。そっと布団から抜け出し、居間でパソコンの電源をつけた。

熱い紅茶を一杯のみ、メールチェックをしてると、ぼんやりしていた頭が少しづつ働くようになる。
ようやく体も起きてきたので、そろそろ着替えようかな、と立ち上がりかけた時、寝室から妻が出てきた。

お互い気まずい雰囲気。しばし沈黙。
「・・・行ってきなよ。待ってるから」僕の方から切り出した。
「あらっ、いやっっでも・・・」妻はぼさぼさの髪をかき上げながら答えに詰まった。
「昨日一日外出させてもらったし、俺」

今日は娘を連れて水族館に一日散歩に行く予定だった。夕食までは家族の時間が暗黙のルール。
我が家では休日の朝は8時にはじまる。であるならば、それまでの時間を・・・・、
二人で同じことを狙っていた。

結局、協議の結果、娘はベッドでまだすやすや寝ているので、二人ともそれぞれジョギングに行くことにした。但し僕は家の周りをくるくる廻り、10分に1度娘の様子を覗く。

結局寝坊の娘は、いつ見ても身動きせずにすやすや。おかげでなんとかとぎれとぎれだけど10kmのジョギングで汗がかけた。

昼はしながわ水族館までのんびり散歩。天気が良いのでじわじわ汗をかいた。
イルカのショーやペンギンよりも、閑散とした小さな水槽の小魚たちに「さかな!!」を連呼。わかってるのかな??
帰路には大井町のスタバで喉を潤す。ホットよりもコールドが美味しい季節になった。









NT練習会

調不良からぎりぎり抜け出して、土曜日のNT練習会に参加した。

この1月調整の予定が大きく崩れ、結果的に森を走るのはほぼ1月ぶり。
全日本でティピカルな急斜面でのオリエンテーリングはこれが最後である。
菜の花台はロブの調査で急斜面でもしっかりマッピングしてあるので、テクニカルな練習には十分耐えうるなかなか面白いテレインだ。3月はまだ嫌われ者のヒルがいないそうなので絶好のチャンス。

この日は7kmと短めだったけど、結果70分かかってほぼ普通のロングだった。

いきなり1番で正しい沢に飛び込めず30秒ほどのロス。その後もトリッキーな5番でコントロールを見過しオーバラン。2分後の山田に追いつかれそうになった。リズムが掴みきれない、いけないけない。その後の6番から徐々にペースを掴みはじめる。中盤はなかなかよいリズムで走れた。8-9-10など登り基調のレッグでもよいタイムで走れてる。
後半の山に入って疲労がいつもより早くきた。スピードの維持ができず、2度ほど脚もつってしまう。ミスはないが終盤失速してラスポに向かうところでまっちゃんに逆転されたようだ。後で見ると急登のレッグ(17-18)で25%も差をつけられている。練習とはいえ負ければ悔しい。

この冬はロングらしいロングは12月の埼玉以来走ってない。体調を崩して体力の戻りが十分でなかったこともあるが、体力的にロングレースの課題が残った。
急にウエイトが落ちて身体に余裕がなかったことを考えれば、それはあと2週間の調整の問題だ。
2週間前になかなかはりのあるいいトレーニングになった。

加藤、山田はいつものように自転車できていた。インカレを終えた小山も一緒だった。
川崎から丹沢。4時間以上かかったみたいだ。
彼らと自分では、オリエンテーリングのアプローチの仕方が違うかもしれないけれど、彼らのトレーニングへの貪欲さは目を見張るものがあるし、見習うべきところがある。

全日本に向けて彼らがどんな調整をしてくるか、楽しみでもあり、正直ちょっとこわくもある。

土曜日, 3月 15, 2008

2度目のダウン

先週末の土曜日、渋谷のメンバーとパーマネントコースの点検にピクニックがてら高尾山を巡った。
朝から少し調子が悪かったのだけど、帰り道の新宿駅で突然めまいがして駅の医務室に運ばれた。
急性の細菌性胃腸炎。
簡単に言えばお腹に来る風邪である。
妻に担がれるように何とか家についた。

つい3週間前もほとんど同じ風邪を引いたのに、またである。
かかりつけの年配の女医さんにも「あら、また来たの??」とあきれられた。
それから4日間なかなか治らない。お粥ばかりの食事でトイレを往復するさえない日々を送った。
お腹はゆるいし元気は出ないし、集中力も出ない。何ともしまらない毎日。

「子供がいると風邪が家族をぐるぐる廻るよ」
と誰かが忠告してたが、本当にこの1月で2巡してる。このまま永遠にぐるぐる廻るんじゃないかって気すらしてくる。

ようやく腹も治り、よたよたトレーニングも始めた。この年になると4日間のブランクは怖い。
体重はここ半月でさらに-2kg。おい、もういい加減喜んでる場合じゃない。

あと2週間での調整しろが不幸中の幸いである。

火曜日, 3月 04, 2008

10000円/hの価値

週末は京葉のスプリント大会に参加。

元々、土曜日に近場の海浜幕張の方だけ家族3人で行くつもりだった。

海浜幕張公園は典型的な都市公園で、高層ビルが立ち並ぶ中の広い芝生はいかにも臨海地区らしい。パークOとしてのバリエーションはちょっと乏しいけれど、高速のオリエンテーリングが楽しめた。
でも、何よりも娘が広い芝生でいつになくハイテンションにはしゃぎまわっている。国沢家の子供たちとサッカーをやったり凧揚げをしたり、まあ普通の家族らしい週末の一日を過ごした。

「明日も行こうか」
帰りがけに、妻が予想外の提案した。妻自身が2日連続でパークOはちょっと、といっていたのだが、得意の情報収集能力を発揮。
「早野さん情報だと、明日の会場は入場料いるけど、昭和記念公園みたいな感じで子供が行っても楽しめるところらしいよ」

正直なところ、日曜日は2,3時間の長い距離のトレイルでも走りたいところだった。けど
「なんかあれだけ喜んではしゃいでるの見たら、明日も連れてってあげたくなったわ、純粋に親の気持ちかしら」
という妻の言葉に、なんとなく自分も同じことを感じていた。

「ま、遊びに行くと思ってもう一日走るか。」

日曜日は佐倉。あまり馴染みのない場所だが、意外と近い。車で首都高、東関東経由で1時間強でついた。
会場は・・・、うーん、どこでどう比較されたのか、昭和記念公園がちょっとかわいそうな気もしたが・・。でも素朴だけどちょっとした遊園地的なところで娘には十分刺激的。
山口家も2日連続で参加してる。行動パターンがとても良く似てる。親二人が走ってると必然的に似てくるのかも。来週の立川マラソンも一緒の予定である。

わずか9分のレースを終えた午後はミニSLに乗って、馬やヤギ、ウサギ見物。テレビや絵本で動物も見てるし、それなりに反応してたので、まあ喜んでいたのだろう。

レース時間は2日間で21分。合計3500円の参加費はちょっぴり割高の気もしたが、よい地図で集中したいいレースができた。欲をいえばOAでMAとコースが違ったのが残念。でも家族のピクニックができたと思えば安いもんだ。なかなか目的がなければこんなところにはこない。オリエンテーリングはいろいろな場所を巡ることのできる、いいきっかけでもある。

こうしたパークO大会をまめに開いてくれる京葉大会の皆さんには大変感謝。とても楽しませていただいてます。
一方我がクラブは・・、最近活動が停滞気味。なんとかしないといけないとは思いつつ。。
見習わなければいけません。

信越100mile 2022

<レースの記録を忘れていたので後から記載>  START 18:30  日没して約30分、暗闇の中スタート。序盤はスキー場の中の登りとトラバースを繰り返す。 2,30分で下りからロードに出てそこからは比較的平坦のパートが続く。1時間30分くらいで斑尾山に向けて急登が始まる。...