木曜日, 11月 30, 2006

久しぶりのアジキチ

今日は水トレの日。

2ヶ月前のCC7の祝勝会で鳥さんが、「奇数月最終週は渋谷で走って飲もう」と提案して初めの日でした。
かつてはメンバーが10人以上集まってトレーニングしていた渋谷も、メンバーが各々家庭を持ったり、地方に引っ越したりで、めっきり参加者が減ってしまいました。その中で、せめて2月に1回は皆で走り、美味しく飲もう、という主旨です。

仕事を早めに終えて、織田フィールドに向かうと、鳥さんやHidiがいてちょっと安心。週末のハーフのペースを意識して5000mを2本、3'35程度のペースで。

終わってからは嘗てご用達だった渋谷センター街の「アジアンキッチン」へ。アフタートレの参加者は7名。その中には、初めて着た新田見さん、Mortenさん、それとかなり久しぶりの秋沢君も。

新田見さんは、以前このブログでも触れましたが、東大OLKのOBで長らくOLから遠ざかっていたけど、最近カムバックした方です。鳥さんと同期ですが、走ることはかなり熱心に続けていらしたので、40歳目前でも痩躯で走るのは速い。練馬OLCに所属しているので渋谷は準会員ですが、今後是非いろいろ参加していただきたいところです。

Mortenさんはデンマーク出身で、嘗てはデンマークもジュニア代表だったとのこと! 僕らには雲の上の世界チャンピオンアラン・モーゲンセンのほか、カルステン・ヨルゲンセン、クリス・テルケセンなどを「友達だった」と表現するあたりただ者ではありません。
OLは10年ほどずっとやっていなかったとのことですが、今後は日本のOLで復帰したいとのこと。クラブカップにも興味を示していたので、是非今後は渋谷で活躍して欲しいところです。

最近活動が停滞気味の渋谷もこうして集まればやはり話題は豊富だし、クラブの活動をいろいろしたい気持ちになってくる。数は多くなくても、こうして平日にでも皆で集まって気ままに飲んで話す機会は大切ですね。

次は12月16日の忘年会楽しみです。


日曜日, 11月 26, 2006

紅葉の丹沢湖

今日は秋の紅葉が美しい丹沢湖マラソンに参加。

もともとは2月に出た品川区民マラソンで4位となったのをきっかけに、区のスポーツ協会から推薦状がきたこと。10km/35分のタイムで招待というのもちょっと気がひけたけど、大会参加費も交通費もただなので、それなら・・・、と一般参加した妻と一緒に参加。

妻のご両親に娘の一日面倒をお願いして二人で出かけることに。娘は比較的人見知りもしないし、めったに泣かないので、預けるのが楽というのは、なんとも親孝行です。

朝5時半に寝ている娘をそのまま預け、自転車で区のスポーツ会館へ。そこから専用のバスで丹沢へ。

バスは同じように区の陸上協会から推薦された、走ることが好きそうな方たちばかり。比較的年配の方が多く、僕らは年齢的には若い方。 普段接する機会の多いオリエンティアとは違う、また独特の雰囲気を持った人たちばかり。

まず、バスに乗り込むときに、ジーンズ姿で来た自分が浮いているのに気付きました。
そう、皆さんウインドブレーカ姿が基本。

レースは丹沢湖の周回道路を回るコース。標高320mの丹沢湖の周りはまだ紅葉が見ごろで、湖面に映った木々が美しく映えていました。参加した10kmのコースは10~20mのアップダウンが数回あるコース。今のフィット状態では10km35分がいいところだからアップダウンを考えると35分30秒が目標といったところ。
ただ実際走ってみると、若干のアップダウンがあっても7kmまでほぼ3'30のペースを維持。これなら35分は切れるかも・・・、と思少し欲が出たけど、後半の8,9kmは大幅な登りでペースも3'40に落ち、最後のくだりで少し盛り返したものの、35'07と悔しくも35分は切れず。

でも思いのほか体の動きは良かったので、34分という目標が来年の春までのいいモチベーションになりました。

妻も産後で久しぶりのロードレースだったけど、すっかり元気になって53分といいタイム。

失礼だが、「丹沢湖マラソン」なんて、参加案内が来るまで聞いたこともなかった。それでも行ってみると参加者は4000人もいて、10kでも1500人くらいは参加。これだけの人が集まると、地元の方々も盛り上がって、物産店などがたくさん出ていて会場は一大イベントのよう。日本のマラソン人気を実感。


僕はオリエンティアとしてはロードレースに好んで出るほうだと思う。OLに平地を走るロードレースの経験がそれほど必要か?と言われれば、そうは思いません。
でも、普段OLでは多少体調悪かったり、フィットしてない体でもそこそこの成績が取れてしまう。でも、ロードレースに出ると、自分はまったく平凡だし、一回りも年配の人に負けることもある。そういうところに時々出て、ちょっと横っ面を叩かれたような気分にならないと、OLという小さい庭で天狗になってしまう。そういう意味でロードレースやトレイルランは良い刺激になります。

帰りはそれほど渋滞もなく帰還。「ごほうびに」と二人で大きなパフェのデザートを買って、娘の待つ家路へ。



第47週 Run74km、Bike15km 8時間00分 











土曜日, 11月 25, 2006

水道技術国際シンポジウム


11月22日から24日に開催された「水道技術国際シンポジウム」に仕事で参加しました。

「パシフィコ横浜」で開催、国際といっても参加者のほとんどは日本人ですが、冒頭には横浜市の中田市長も挨拶し、横浜市としては比較的力を入れて準備していたようです。

「水道技術」って何? 新しいタイプの蛇口とかを開発するの? と普通の人にはイメージできないかもしれません。

少し説明すると、「水道技術」は水道施設全般に関わる技術です。僕の専門分野でもあります。

水は蛇口をひねると日本中どこでも飲める水が出てきます。日本に住んでいると当たり前のことですが、実はそこには2つの驚きがあります。

一つは「水が出る」という不思議。蛇口から出る水はもともとは、何キロ、時には何十キロも離れた川や湖、地下水などから取水した水です。日本の水道の普及率は97%。広い街のどこで蛇口をひねっても、ちゃんと圧力を持ってきれいな水が出るよう、取水してから浄水場へ、また浄水場から各家庭へと水を送る配管がしかれているです。この配水システムは時には100年以上前に作られた配管を使っている場合もあり、近代水道が長い歴史の中で築き上げたネットワークの上に成り立っています。

一方、「きれいな水」という不思議。川や湖の水は決してきれいではありません。下水の放流水がまじっていることもあります。にごりや色、時には不快な臭い、また細菌やウイルス類もたくさん含まれ、その水をそのまま飲むのは安全ではありません。今でも水道の不備で後進国では伝染病の蔓延が深刻な問題となっています。
水をきれいにするのは浄水場。凝集沈殿や、ろ過、消毒といったプロセスを組み合わせて安全な水をつくります。

水道技術はこの2つの驚きを実現します。前者を「管路技術」後者を「浄水技術」と呼びます。私は後者を専門としています。

「水道はきれいな水が豊富に出て当たり前」という現代です。近代水道の夜明けは19世紀末ですので、ある意味成熟した技術分野です。なので現代、スポットライトの当たることはなく、どちらかと言えば地味な技術分野です。そうした技術の位置づけを反映してか、こうしたシンポジウムに参加される技術者も比較的「地味」だけど「まじめ」そうな方が多い。

ただ、「じゃあもう水道技術なんて成熟しているし、そんな技術分野はいらないのでは?」と考える方もいるかもしれない。でもそう簡単ではないんですね。

色々な健康影響が懸念される汚染物質の発見や、消費者のおいしい水への要求、そして人口減少時代を迎えるこれからに持続可能なシステムを考えて行くことなど。
今多くの水道関係者が歯がゆく思っているのは、ペットボトル水の消費量の急激な拡大と、家庭用浄水器の普及です。どちらも水道への信頼が落ちていることを示している、と水道関係者は危惧しています。「健康や味への要求が高まっただけでは?」と普通の人は思うかもしれませんが、水道関係者は、浄水器なみの水(すでにそのレベルに達している場所もたくさんありますが)を供給し、一般の人の信頼を取り戻すことにとても熱心です。



確かにどんどん水道の普及率が上がっていた60年代に比べれば、今後の課題、そのテーマは地味です。が、それでも成熟した技術、システムを維持していくにはそれなりの切磋琢磨が必要なんですね。


話はそれますが、もう一つ水道ととりまく今、大きな話題。
ここでクイズです。皆さんが毎月(あるいは各月)に支払う公共料金を思い出してください。
電気、ガス、電話、水道
この中で水道だけ仲間はずれです。理由は?

そう、例えば東京を例に挙げると、電気は東京電力、ガスは東京ガス、電話はNTT東日本から請求が来ますね。
いずれも民間企業です。就職先としては人気の超優良企業です。
ところが水道は東京都水道局から請求が着ます。東京都水道局は?地方自治体である東京の一部局です。
その他鉄道や空港など、多くのインフラに関わる企業が民営化されている中、水道は唯一地方自治体が直接経営するインフラなのです。
なぜ? その理由は様々ですが、人間の生命に関わる「水」の供給を、営利目的の民間企業にやらせるわけにはいかない、というのが主な理由だと思います。
ただ、海外ではすでに多くの国で水道の民営化が進み、日本でも法律的には民間の企業が運営することが可能です。
今後、経営ノウハウと資金に潤沢な民間企業に水道の経営が移って行くといわれています。
10年後くらいには、水道料金の徴収も、「東京都水道局」ではなく「東京水道株式会社」なんてところからくるようになるかもしれません。

話は横浜に戻って・・・。

シンポジウム自体はかなり専門的。
でも併設された展示会には、80の企業や水道事業体等が出展してました。普段水道の展示会は業界の人しか来ない、ちょっと異様な雰囲気のところもあるのですが、今回は横浜市の方で事前に市民に積極的にアピールした成果か、一般の方が多数来場していました。僕も展示していた水処理装置のモデルを子供連れのお母さんに説明したら、「こうして水はきれいになるんだ」と思いの他感心してもらえて、それなりに有意義な一日だったかな、と感じます。


第46週 Run66km 5時間50分




金曜日, 11月 17, 2006

今日も雨

今日久しぶりに行った織田フィールドは生憎の雨。

研修のため、めずらしく早めに仕事を終えて、7時前に原宿の駅に降り立つと結構な勢いで降っていた。一瞬気が萎えたが、せっかく原宿まで脚を運んだので、駅前のキオスクで傘を買って織田フィールドへ。

さすがに雨の中なので人はいつもより少なく、オリエンティアは一人も見なかった。それでもロッカーの中は結構混雑している。トレーニングをきちんとしている人には天気なんてよほどのことがない限り関係ない。
雨の中でもトレーニングをしようというガッツのあるランナーばかりなので、トラックはいつも以上にストイックな雰囲気が漂っていた。


会社を出るときはやる気まんまんだったハートがすっかり雨に洗い流されてしまったが、それでも1周、2周とウォームアップをするうちに少しづつ充電されていく。

メニューはその日の気分でだいたい決めるのだけど、この日は比較的早い時間に来れたので12kmと長めのペース走。来週末の10kmと再来週のハーフとロードレースが続くので、平地の走りの感覚を取り戻したい。
44分で、3'40/km程度のペース。HRは平均178で結構いっぱいいっぱいだった。


休んでいた春に比べて、夏以降のトレーニングで大分トラックの走りも回復した感覚はある。でもやはり、この感覚なら3'35で走りたい。心肺機能は来期に向けてもう少し強化が必要かな。

水曜日, 11月 15, 2006

Troy世界一のビルで4位



2005年世界選手権スプリント7位のTroyからメールが来て、台湾の世界一高いビルのtower runningで4位だったようです。2046段101階をトップは10分台。toryの獲得賞金は5万NTドル。いいこずかいですねえ。
日本では昔サンシャイン60で似たような大会が開催されたこともあったようですが、最近は聞きません。世界的にはあちこちで開催され、結構いい賞金で競技としても成熟しつつあるようです。日本人でチャレンジする人はいない?

日曜日, 11月 12, 2006

自由が丘散策



「木枯らし一号が吹くから、あまり外出しちゃだめよ」

そういい残して妻は早朝に、大きなデイバッグを背負って茨城で開かれるOL大会に出かけていった。

「今度赤ちゃん見せてくださいよ。」
前の日に自由が丘の美容院に行ったら、いつも担当のKさんに髪をちょきちょき切りながらいわれた。Kさんは妻も僕も担当してくれる美容師さん。結婚直後から二人にいろいろ話を聞いていたので、半分社交辞令でいってるのかもしれないけれど、半分本気かもしれない。

木枯らしといっても天気はいいし、桃子ももう5ヶ月なので、それ程長くない外出なら大丈夫。
午後の少しだけ暖かくなった時間に、愛用のアプリカのベビーカーで大井町線に乗り自由が丘へ。

ベビーカーで電車に乗ったり、街を歩いたりするのにも大分慣れた。初めは気恥ずかしさもあったけど、今はみな気を使ってくれるし、「あらかわいい何ヶ月?」と声をかけてくれる人(たいていは年配の女性)もいるので桃子とのお出かけは結構楽しい。
桃子を抱いて受付で担当の人を呼び出してもらうと、2,3人の顔見知りの美容師さんがすぐに来てくれた。

「あらかわいい!」
赤ちゃん見せられて、そういわないはずないんだけど、やっぱり嬉しい。
「やっぱり、うちの子ってかわいいのかな」、親ばかと知りつつ、そう思ってしまう。

「抱かせてもらっていいですか?」
予想以上に喜んでもらって、行った甲斐あり。
記念写真1枚。
忙しい仕事中にありがとうございました。

妻の警告どおり、木枯らしが結構寒く、ベビーカーの中で桃子も2,3度「くしゃん!」
早めに家に戻り、二人で午後の昼寝をして妻の帰りを待ちました。




引越し

断片的にブログをはじめていたのですが、他のプロバイダーのサイトより引っ越しました。

ヒディのサイトを見てセンスが良いのでここを選びました。

定常的に更新できる目処が立つまでは、リンクを張らずに練習しようと思います。

雨、雨、雨・・・・


11月11日
今日は朝から雨模様。

明日は妻がオリエンーリングのレースに出場するためお留守番。

その代わり今日は朝からトレーニングの予定。ただ天気は荒れ模様のようなので、高尾陣馬の予定を近場の鎌倉に変更することに。

北鎌倉駅は最寄り駅の西大井駅から横須賀線で40分、古都をめぐる観光地として有名ですが、駅から手軽にいけるハイキングコースが知られています。トレイルは港南台方面まで続いており、途中から網の目状に走っているので、2,3時間のトレイルランには十分な場所です。 かの有名な石川弘樹選手もトレーニングに利用することがあるとか。オリエンティアでは加藤君、美濃部君、jヒディも利用しているようです。

この2,3日脚につまったような疲労の残りを感じていたので、この日は筋肉をほぐすことが目的。HR120-130と低めでのんびりペースで。途中しとしとだった雨が激しく振り出し、とうとうバケツをひっくり返したような雨に。幸い化繊のアンダーシャツを着てきたので寒くはないが、トレイルは川のような状態でした。

当然走っている人はおろか歩いている人も皆無。でもこういう時は森を独り占めしているような気分で悪いものではありません。静けさの中で自分の呼吸と雨の音だけが聞こえるというのも、普段味わえないちょっと崇高な気分です。

途中の東屋で中高年の集団が土砂降りの中恨めしそうに雨宿りしているのを見かけました。この天気の中お疲れ様。トレイルにずっと「→」の看板がついていたので、ウォークラリーでもやっていたのでしょうか。霞の中を通り過ぎて行くこちらを見て不思議そうな顔をしていました。

雨もあって予定より短めに21kmのぼり700m、2時間半でトレーニングは終了。ロッカーで急いで着替えて昼には自宅に。

午後は自由が丘の美容院に散髪へ。大分間が開いて髪をぼさぼさにしてしまったので、担当のお姉さんに「もっと早くきなさい!」と怒られそうです。

第45週 9時間55分 Run 83km+BIKE 30km

2年ぶりの優勝!


全日本リレーに参加してきました。

第一回大会以来続けた連続出場が昨年途切れましたが、今年はまた心機一転選考会にチャレンジ、無事選手となり、加藤君、篠原君とチームを組みました。

今年の舞台は神戸の「再度山」。三ノ宮駅のすぐ北にある丘陵地でした。外国人墓地が有名なところで広葉樹の森が美しいところです。街の生活とすぐ隣り合わせにこうした自然があるというのは、関東平野のど真ん中に暮らしている自分にとってはなんともうらやましい限りです。

前日の4日は夕方に神戸入り、夕食前に軽く市内観光をかねてジョグ。駅の北側の斜面沿いには、しゃれた洋風の店が立ち並び、異国情緒もあってなかなか素敵な場所でした。観光地として神戸は有名ですが、なるほど散歩するだけで飽きない街並みです。

さて、当日は快晴で、半袖でも過ごせるよい陽気。 テレインは急な斜面と見通しのきかない広葉樹の森で、リレーにしてはタフなコースが大方の予想。ところがレースはじまってみるとMEは1走から競り合いの展開。それほど荒れることなく3走まで順位の変わるなかなか面白いレースでした。

走った感想としても、テレインの特性をいかしたテクニカルな部分を使いつつ、必要以上にタフなコースにならないようバランスの取れたコースだったと感じます。 一方、女子やジュニアクラスなどは、上位とそれ以外の差が大きく開いたようで、これらのクラスには難しすぎたようです。競技者のレベルとコースプランニングのバランスの難しさ、微妙さが現れたように感じます。

我々MEチームの結果は、3人が予定通りのレースをして、最後の埼玉高橋君の猛追も逃げ切って優勝!メンバーの実力がそろっていたとはいえ、その実力を発揮して勝つのはやはり嬉しいし、次のレースへのモチベーションをあげてくれます。(写真は優勝した3人)

実は、全日本リレーの優勝経験は8回目になるし、その他クラブカップやインカレでの優勝経験もあるのですが、たいていアンカーでした。だから今回ラスコンで加藤君の来るのを待つ気分はかなり久しぶり。ウイニングランに付き添って走ったのは思い返してみると1992年の第1回全日本リレーぶり! アンカーもいいものですが、ウイニングランナーを待つの気分もまた格別。

一方総合優勝は、女子クラスを完全制覇した神奈川が勝ち、東京は6連覇を逃しました。神奈川は若い選手も加わり、俊介監督を中心になかなかいいムードのようでした。東京も負けじと来年はより結束力を固めていいチームをつくりたいですね。

帰りは神戸の生チョコをお土産に、最近OLに復活している新田見さんと新幹線に乗車。新田見さんはOLKの4つ先輩、卒業後もロードレースには出ていたので、40歳の今もちゃんとシェイプされてます。最近はOLにも復活し、先日の埼玉県協会大会では上位に入りMEの補欠選手でした。今後の活躍に期待。こうしてかつてオリエンティアだった人がまた戻ってきてくれるのはなんとも嬉しい限りです。

筑波大大会に参加

10月29日

秋晴れの中、栃木で開催された筑波大大会に参加。

昨日は妻がトレッキングにいってきて娘とお留守番だったので、変わりばんこで今日は僕が一日お出かけ。3月の全日本以来初めてまともに90分レースを走る機会です。このところそこそこトレーニングできているとはいえ、やはり日本代表選手とは差は否めません。目標は3位以内、最低限のノルマはトップの5%に設定。

フィジカル面のコンディションは上々。2分後に優勝候補の善徳がいるので、彼に追いつかれないわけにはいかなそうだけど、どこまで持ちこたえるかが課題。

テレインは結構厳しい山なのかなと予想してたけど、それほどでもない。でもAの林でも広葉樹で見通しが利かない場合もあるのでなかなか油断はできない。テレインは面積的にも地形的にも制約があるなかで、比較的コンセプトをはっきりさせた良質なコースでした。

序盤の4番でアタックミス+45秒。11番ではアタックで手前の尾根にパラレルミス+2,3分、さらに13番でもコントロールのゆるい尾根がイメージに合わず、下に下がりすぎて1分程度のロス。それでも2分後の善徳に終盤追いつかれて、その後はミスもなく緊張感のあるレース。彼に先行する場面も多かったので、レース自体の満足度は悪くない。93分11秒、トップと1分42秒差で4位という結果は、終わってみれば悔しいが、このレース内容ならしょうがないか。

この時期にあまり出来のいいレースをすると、これから冬に天狗になってサボってしまう。今は頬っぺたをつねられた感じくらいの結果の方がよい。トップは、前日の酒であまりコンディションのよくなさそうだった善徳が結局僅差でとりました。WOC後のオフシーズンとあってか、代表選手のタイムも全日本のときのような切れを感じません。皆ベーストレーニングの時期なのでしょう。

それにしてもオリエンテーリングは面白い。特に走れる体になると、トレイルランでは得られない爽快感を得られる。やはり自分は根からのオリエンティアなのかも。帰りがけの駅までは、短い間だけど、善徳と、ナショナルチームの現状と、若手の育成について少しだけ話ました。彼の素朴な熱意はいつでもちょっとした刺激になります。

娘の顔を早く見たいがために、新幹線のチケットを買って家路を急ぎました。

少しづつ復帰

1028日

忙しくて大分時間が空いてしまったけど、少しづつ再開します。5月に第1子が生まれて、子供のいる生活もようやく落ち着きを取り戻してきました。休日のほとんどを山や森で過ごしていた昨年とは大分、生活リズムは変わりましたが、それでも娘とのんびり留守番する日々も幸せなものです。まだ数ヶ月の赤子を一日中外に連れまわすわけにもいかないので、当面は妻と交代で外出。両親も娘の顔を拝むのを心待ちにしているので、家族で過ごす時間が格段に増えました。まさに子は鎹。

トレーニングは出産でどたばたした5月から少しづつ増やしています。妻も同じ趣味で理解があるのが一番ありがたい。トレーニングをやめたら、ストレスが溜まって体調も崩してしまうだろうから、まあ、適度に運動させてた方がよい、とちょっとあきらめてるのかもしれません。

トレーニングパターンも大分落ち着いてきました。
休日のどちらかは、1日森や山に行ってトレーニング、ここぞとばかり思う存分走る。
1日は娘とお留守番。夕方に近くの公園などなるべく起伏のあるところで1時間半の中強度トレーニング
水曜日はなるべくがんばって仕事を早く終えて渋谷でスピードトレーニング。
その他の平日は、仕事の忙しさに合わせて10時か11時頃から30分~1時間のジョグやジムでのトレなど。
平日3~5時間、週末3~5時間で、だいたい月300~350km/30~40時間ポイントの練習をしっかりやるようにしていますが、第一線に復帰するにはややもの足りない。

今の生活の範囲内でもう少し上積みができるかな、とは感じます。

Troy の Lost in translation


5月5日
多くのナショナルチームのメンバーが富士で合宿をこなしていたGWですが、妻の出産も近いとあって、遠征は控え、近場での散策を中心にのんびり過ごす予定でした。


ところが突然に、オーストラリア代表のTroy de Haasが、フィンランドから母国オーストラリアへ帰国する途中の短い期間、東京によっていくとの連絡が。調度いいタイミングと、彼の東京観光を案内を買って出ました。

2日間の短い滞在でしたが、代々木公園と砧公園でのジョグ、都内のドライブ、上野観光、そして(本人のいたっての希望で)広島ーヤクルト戦の観戦など、慣れない人ごみに戸惑いながらも巨大都市東京を満喫したようです。

Troyは79年生まれ。あのティエリーと同年代で、99年からAUSの代表として5回のWOCを走り、昨年の愛知ではスプリントでAUS男子個人史上最高の7位という成績を残しています。

オランダ人の父とイギリス人の母を持ちオーストラリアに生まれた彼は、2000年以降をフィンランドのクラブチームを拠点に競技に専念していた国際派ですが、現在はオーストラリアのメルボルンに拠点を戻したようです。Quiksilverというオーストラリア生まれのアパレル会社に勤務しています。Quiksilverはもともとはサーファー向けのブランドで、日本でも「Roxy]という女性向けブランドなどで有名です。

彼の会社との契約は75%の仕事で100%のサラリー。頻繁に休みを取って海外遠征をするチャンスを得ているようです。マーケッティングが仕事で今はフィンランドへの店舗展開を構想しているとのことでした。今回はスウェーデンのティオミラに出場するため、フィンランドの所属クラブに招聘されて北欧に2週間ほど遠征した帰り道でした。

Troyは、2005年の愛知大会を非常に大きなターゲットとしていたことを公言していました。3月と4月には安斉家や、三河高原の民宿に単独で泊まり愛知のテレインでトレーニングをこなした根性派です。

その成果もあってかWOCのスプリントで7位というすばらしい成績をとりました。しかし見ていた人はご存知かもしれませんが、ラス前でメダル圏内であったのに、最後に勘違いによるミスでメダルはおろか入賞も逃してしまいました。さらに、また最大の目標としていたロングで棄権したことなど、本人としては悔いの残る部分も大きかったようです。

WOC後は、オリエンテーリングに満腹状態となり、半年以上オリエンテーリングをしなかったとのこと。最近ようやく「ハングリー」になり、デンマークのWOCではスプリントに絞って上位を狙うようです。オーストラリア国内セレクションは走らなかったそうですが、昨年の実績が新コーチ「グラント・ブルーイト」にも信頼されており無成績でもスプリントの枠が与えられたようです。

ではこの冬の半年、何をしていたのか?聴いてみると、彼の興味は、「デュアスロン、トレイルラン、10Kロードレース、そしてタワーランニング」だったとのこと。

Troyは3000mが8分24、10000mも30分台前半と脚力は十分の選手。香港やシンガポールなどにも遠征して、レースに出場し、かなり上位に入って賞金を稼いでいるようです。特に最近はまりぎみなのが、タワーランニング。簡単に言えば「ビルの階段のぼり競争」アメリカやオーストラリア、アジアなどで著名な高層ビルで多く開催され、専門サイト(www.towerrunning.com)もあるようです。彼はシンガポールの大会で90階以上のビルを8分あまりで登り、3位で数十万の賞金を稼いだとのこと。今後台湾などのレースにも興味をもっていてるようです。「オリエンテーリングでは稼げないからね」とランレースに出る理由について冗談交じりで答えました。

2日間の間、トレーニングを一緒にしているときも時計はつけず、気分の向くままに走ってました。トレーニング日誌には、絶対量にこだわらず、自分のフィーリングを大切に記入していくとのこと。走らない時は1ヶ月まったく走らない(球技やバイクだけ)こともあるとか。どちらかといえばフィジカル面で天性の素質があるのでしょう。ストイックになりすぎない、おおらかな競技への姿勢に、新たなオリエンテーリングの取り組み方を見たような気がしました。デンマークでのスプリントに注目です。

信越100mile 2022

<レースの記録を忘れていたので後から記載>  START 18:30  日没して約30分、暗闇の中スタート。序盤はスキー場の中の登りとトラバースを繰り返す。 2,30分で下りからロードに出てそこからは比較的平坦のパートが続く。1時間30分くらいで斑尾山に向けて急登が始まる。...