火曜日, 1月 29, 2008

Wii Fitが面白い

ゲーム機なんてファミコン以来かもしれないが、結構面白い。
きっかけは兄が「ぼけ防止に」と両親にWiiをプレゼントしたこと。ボケる歳でもまだないが、リタイヤした夫婦の暇つぶしにと、実家のリビングに備えられた。はじめはまずWiiSports。これもなかなか面白く一通りテニス、野球、ボーリングと試してみた。だけどはまるほどではなかった。

次は、両親へのクリスマスプレゼントに買ったWiiFit。これはなるほど売り切れ続出で話題になるだけある。

やり始めるとはまった。実家に行ってはちょこちょことやるのがひそかな楽しみになった。
付属の体重計みたいなのは、おそらく左右前後にロードセルがついているのだろう。重心位置がわかるようになっているだけなのだが、これを工夫していろいろな動作ができるようになっているので、ゲームはバラエティに富んで面白い。
はじめの体力測定から真剣になってしまう。たまにやるので前回の測定体重からの変化が気になる。そのあたりしっかりと前回からの変動を示してくれる。その後のヨガや筋トレも自然と力が入る。有酸素運動やバランスゲームも単純だけど飽きない。特にフラフープとスキーダウンヒルにはまった。フラフープは2分もやるとじんわりと汗をかく。娘もなんだか面白そうだと隣で真似して踊りだす。
ジョギングもなぜか結構熱くなって足踏みしてしまう。
30分もやれば、まあジョギング30分とはいわないけれど、10分くらい走ったカロリー消費はするんじゃないか。食後の運動には調度いい。
これを開発した人には感心する。遊びのつぼを押さえてる。もうゲームをやることもないと思った僕みたいな世代を捕まえたのだから、任天堂はえらい。よっぽどマーケッティング能力があったんだろうなあ。

トレーニング日誌に「Wii」という新しいトレーニング項目を足してもいいかも。




水曜日, 1月 23, 2008

株価の下落に思う~まじめな話題~

連日、日本を始め世界中の株価が下落しているという報道が続いている。テレビでは個人投資家の悲鳴のような声が繰り返し映し出されている。


メーカで技術職に従事しており、個人投資をしているわけでもないのでこの手の話題にはあまり敏感ではないが、大学の教養では少しは経済も学んだし、今でも新聞に一通り目は通すので世間一般常識程度はあるだろう。


それでも、株価が何百円上がった落ちただのと新聞一面の見出し記事を見ていると、何故ここまで経済情勢が世の中重視されるのか不思議に思うことがある。そもそも、東証の株価を見ては一喜一憂するよりも、週末の天気予報に一喜一憂する人生を好んで生きているせいだろうか。どちらも個人の力ではどうにもできない巨大な流れという点は一緒だが、人が作り上げた経済という波に飲まれるよりも、偉大な自然に弄ばれる方が素晴らしいではないか。と考えてしまう。


そもそも僕は「お金は労働の対価」だと思っている。付加価値の対価といってもいい。古い考え方と笑われそうだが、少なくとも普通にサラリーマンをしていれば、この価値観で十分幸せな人生を送れる。
投資や株を進める金融の専門家は、「お金がお金を増やす」という言葉を使う。お金を銀行に預金したり箪笥に入れておくのは愚かだと表現する人もいる。でもなぜお金が増えるのか?僕にはわからない。

仮に1本のジュースを作って100円で売ったとする。その人は100円を得る。ジュース1本の対価だ。投資はこの100円を200円に増やすことができると唄う。ジュース2本分を買えるわけだ。では残りのジュース1本にあたる付加価値は誰が作ったのか。投資をするだけではジュースは生まれない。あるいは誰か他の人がつくったジュースを得たことになるのか。

賭け事ならわかる。100円で200円を得た人がいる一方で、ジュース1本をつくって得た100円を取られた人がどこかにいるのだ。では投資で100円が200円に増えることの意味は?株価が上がれば株を持っている人皆の資産が増える。誰も損をしない。どういうことか?
僕が経済について感じる、この素朴な疑問をすっきりと説明してくれた人はいない。


僕の勝手な解釈はこうだ。
投資はここで幻のジュースを1本つくる。もちろん実際にはないのだが付加価値があるように見える。幻のジュースが世間皆があると思っている限り投資で増えた200円は実態を持つ。ところがこの200円をジュースに変えようとした時、例えば飢饉が訪れ、現金よりもジュースが欲しくなった時、現実にはジュース1本しかない。その時200円はジュース1本分の100円の価値に下がってしまう。

結局投資ってそういう性質のものではないか。価値が上がり続けるわけはなく、どこか実在のもの、ここではジュースの価値に戻る時がくるのではないか。ただ賭け事のように同時に得をする人と損をする人が存在するのではなく、ある時期皆で得をして(あるいは得をしたように見えて)、ある時期皆で損をしたように見えるだけなのではないか。
ミクロに見ればお金をあっちからこっちに動かすことで、利益を得ることができるかもしれない。でもそれは金融のプロが商売として必要な分やればよい。マクロに見れば世の中皆で投資熱を上げても、お金を動かしても、この世の中の付加価値は増えないし幸せにもなれない。結局ジュースをつくるのは尊い労働の結果なのだ。
そう考えると株価が下がって一々大騒ぎしていることは、傍観者的にはたから見ていると空騒ぎのように思える。

金融・経済の知識・資産管理は現代を生きる上での必要なスキルだ、という人もいる。金融に無頓着なことに対する不安をあおる本は本屋に沢山ならんでいる。でも本当にそうだろうか。無頓着に銀行に貯金をして、知識のある人よりも多少財産が目減りしたところで、それでいいのではないか?
金融商品やネットの株価に毎日目を光らせるエネルギーと時間を、自分の健康管理や自然の中でのリフレッシュにまわす人生と、どっちが幸せか? もちろん僕がアウトドア派だからそう思うだけで、偉大な音楽や美術、広い世界の多様な文化に触れる楽しみ、もっと素朴に家族の時間、いくらでも素晴らしい世界がこの世の中にはあるのだ。資産管理なんかに自分のリソースを裂くのはもったい
なくてしょうがない。
そもそも金融のプロには、お金の素人に投資を進めるよりも、お金に無頓着でも損をしないような社会づくりを進めてもらいたいものだ。それが万人の豊かさにつながるのだから。


昨今は中高はおろか小学校でも株投資の簡単な実習をして、経済の勉強をするという。
そういうスキルを学ぶ時間があったら、悪天候の中でテント張って、自然の怖さと美しさを学ぶ方がよっぽど人間形成には必要なスキルのような気がする。みんなで株投資して皆でハッピーになろう、なんて子供たちが思うようになったら、末恐ろしい。この世の中誰かが地道にジュースをつくらなければいけないのに。

金融関係などに勤める友人も多くいるし、そういった友人の熱心な仕事に水を指すつもりはないけれど。 たまたま本屋で立ち読みした本と、今の経済情勢を見て徒然に感じたままを書きました。

火曜日, 1月 22, 2008

厳寒の週末

18日の夜は、ひさしぶりに同期?(といっても僕だけ一つ上)でビールで喉を潤しに。
新宿のFrigoというユーロピアンビールの店。キャッシュ・オン・デリバリーの店に行ったのはいつ以来だろう?万年居酒屋の会社の同僚ではありえない店だ。もちろんベルギービールも豊富にある・・・結構いいお値段するけど。
話題は、昔ばなし3割、仕事の話3割、最近の話題3割、残りは家族の話ってところ。家族の話は確実に増えたけど、昔話ばかりに花が咲かないところが、まだ老け込んでない証拠かも。ちょっと安心。
親友が写真をとってくれました。

ビールとはいえ久しぶりに酒量が多く、ややキツイ朝を迎える。翌朝は郊外の山林へ。次シーズンにあるビッグレースで運営に廻ることが決まっているため、嘗ての大学の先輩と合流しテレインの下見に行った。トレーニングを兼ねてと靴やウエアも持参したけど、底冷えする寒さとテンションの低さにテレイン内の車道脇で少しだけ森を散見するだけにとどめた。
オリエンテーリングの森というのは、目的なく入るには果てしなく厳しい。地図で見ると白くて走りやすそうな森でも、歩いてみているとよくもこんな急で藪な山に入っていくものだ、と感じてしまう。レース中のアドレナリンの威力は恐ろしい。
それでも良い大会ができそうな予感はする。次のシーズンはこちらの準備もまた違う楽しみになりそう。

ほとんど山でカロリーを消費できなかったので、帰宅して夕方妻と付近の公園へジョグに行った。妻のペースでゆっくり2時間弱

20日は久しぶりに家族で大会参加。青梅のジュニアチャンピオン大会へ。
この大会は、文字通りジュニアの頂点を決める大会。我々いい大人は一般参加として併設大会に出るのだが、この季節としては質が高く、参加者レベルもそれなりに高いので、予定が合えば参加するようにしている。

今回も妻が先スタートで、娘と会場でお留守番。妻11時、僕12時半スタート。妻の予想タイムは90分。スタートゴールとの往復を考えると約30分ほど「空白」ができる。まあ遅刻でもいいやといつものように半ばあきらめていたが、今回も親切な方に助けられた。運営をしている菅原さんと山口さんが面倒を見てくれて、スタートに間に合った。

いつもと同じでアップの量が十分でないため、レース出だしの体は硬く、中盤以降ようやく身体が暖まった感じ。ミスは15秒程度のミスを2,3回と若干ルートミスはあったが、目立ったミスはない。脚の疲労はないが、身体の追い込み方がは今ひとつ。平均HRも166程度とかなり低い。最近の特徴である。
コースは七国峠でもミドルタイプができるんだ、と思わせるようなコースだった。地図の精度も大分向上した感がある。このレベルまで地図の精度が上がってくれば近郊テレインでもテクニカルな練習ができる。地図を作った多摩OLの方にお礼をいいたい。
ただ若干コントロールの置き方は見えやすかった。MEであればもう少し意地悪な設定をしても良いように思うが、MALなら適度だろうか。

結果は2分半差のトップ。想定以上の出来で若干狐につままれたよう。そんなに今の自分って状態いいのだろうか。会場で知り合ったアドベンチャーレーサーの方がお祝いの言葉をかけてくれた。やはり勝つのは悪い気はしない。
 でも翌日ラップを見て現実に戻る。あまり思い上がらなくてよかった。大助は峻矢君の世話で遅刻スタートしていたが、ラップ的には僕より1分以上速く走るタイムだった。やっぱり、大助が調子よければそれくらいはでるだろう。
それが現実。でもトレイルランでも一流の大助に1分差なら、80点はあげてもよいレースだ。

ジュニアでは桐朋の学生が1,2フィニッシュしていた。母校の選手とはいえ残念ながら名前と顔は一致しなかった。一方東海高校の堀田君が3位に入ったことに少々嬉しく思った。彼は12月のNT合宿で3000mとスプリント練習に参加していた。大人に混じって走る根性、きっとその先役にたつはずである。

妻は僕より10倍社交的だ。僕のレースをしている間に会場で知らないアドベンチャー系の選手と車座で話していた。
娘は僕より100倍社交的だ。その輪の中で皆に笑顔を振りまいていた。
うらやましい限りだが、自分にないものを補ってもらうのも家族。社交べたの僕は妻の横にいってその恩恵を少しだけ分けてもらった。名前までは聞かなかったが、何人かの人と話すことが出来た。


こんな機会が得られるのも、多摩OLの大会の特徴かもしれない。




日曜日, 1月 13, 2008

強風の1/2M

1月の第2日曜日に開かれる谷川真理HMに参加するのは2回目。

湘南新宿ラインで30分で赤羽には行けるので比較的利便がいい。
それにこの大会、都内の大会でも人気が高く1万人以上の参加を集める。

河川敷のコースなのでそれほどアップはないけど風の影響が大きい。2年前参加した時も、前半は向かい風でやや走りにくかった。タイムを出すコースではないかもしれないが、イベント性が高くて楽しめる。

しかし今年の風は半端じゃなかった。朝駅に向かう時から風が強いなとは思っていたが、会場の河川敷は寒風すさまじくさえぎるものがない。しかも今年一番の寒さじゃないかと思うほど寒い。それでも特設イベント会場は人人人・・・。自分を棚に上げてだけど、走るのが好きな人は寒さなんて気にしない。
ぜんぜん関係ないけど、零下でも夜通し走るTiomilaやJukolaとかはこんな感じなんだろうか、思わず想像してしまった。

この日の目標は74分台。最近のコンディションの良さなら、と思っていたが、風の強さにスタート前から「こりゃ無理だ」
レースは案の定前半は風との戦い。5kmはなんとか17'53で通過したけども次の10kmまでは凄まじかった。
なるべく集団になって走るけど、時々突風に集団全体が揺れる。暮れの大島を思い出した。ラップも3'45からどんどん落ちてついに4'00。10kmまでの5kmは19'16と一気にタイムが落ちた。こりゃ80分ペースと極端な下方修正。でも大井さんも近くにいたし、折り返しですれ違ったトップも3,4分しか前を走ってない。ペース自体は悪くないのかも。

折り返して今度は逆に追い風、脚がどんどん前に出る。折り返し後の1kmで3'21と極端なラップ。それでもHRは170ちょいだから余裕はある。勢いに任せて3'30前後のラップで15kmまでの5kmは17'27。

76分程度まではいけるかもと今度は大幅な上方修正。後半きつくなっても鞭を叩くと体はいう事を聞く。しり上がりにペースはあがって20kmまでの5kmは17'13。最後の1kmは若干ばてたけど、75分台まで回復してゴール。

終わってみれば目標まであと40秒弱の75'38.2年前に76'で走ったときに比べるてタイムはそれほど変わらないけど順位は43位で半分くらいになった。

ダウンで会場付近をジョグしている時、ゴールする女子選手を何気なくみていると、さわやかな笑顔で走ってる女性に目が惹かれた。胸のゼッケンを見ると「リサ・ステッグマイヤー」、えっ走ってるんだ。それにしてもすごいオーラ。やっぱり普通の人と違う。ロングタイツに帽子をかぶって走っていたけど、とてもスタイリッシュに見える。時計を見るとまだ11時45分。1時間45分でハーフ走ってるの???
その他松村邦洋、ヒロミ、浅草キッドの片割れ、猫ひろし、アナウンサーの鈴木崇司など芸能人がぞくぞくスタート前に近くでインタビュー受けていた。でも、リサさんのようなオーラを感じた人はいなかったなあ。

芸能人がロードレースに参加しているのを見ると、なんとなくわくわくとミーハー心は出てくる。なんでだろう?普段テレビも興味ないし、芸能オンチなのに。

自分と全く違う環境に生きる彼らが、同じスポーツを楽しいと感じる、価値観で共通点があるところに、なんとなく嬉しさがあるのかもしれない。
そういえば渋谷のやすきち君にも会った。奥様と参加していたとのこと。うちの妻は残念ながら体調不良でお休みだった。
やすきちも秋からまた走り始めた模様。懐かしい人が再び走ってると聞くとなぜか嬉しい。
それも自分と価値観をまた共有してくれるからかもしれない。


火曜日, 1月 08, 2008

YOUTH CAMP08

恒例のユースキャンプが富士山麓で開催され、スタッフとして参加した。
2年前に始めた時はたしか20名程度の比較的こじんまりした合宿だった記憶があるが、3回目を迎えた今年はスタッフを含めて70名の一大イベントに成長した。

学生にとっては帰省から戻る途中で交通費が節約できる点や、宿泊費を含めた参加費が安価なこともあるだろうが、第2回までの合宿がそれなりの評価を得たと考えてよいだろう。今回は松澤君が中心になって、大人数の合宿をよくしきってまとめた。
トレーニングと講義が分刻みで進む合宿は、比較的時間にゆとりがある大学の合宿に慣れた学生にとっては満腹気味かもしれないが、競技に向かうスタンスを学ぶ場としては効果的だったはずだ。

世界を目指すというキーワードに今の時点で100%合致していなくても、インカレという明確な目標を持ってトレーニングに励む学生は接していて清清しい。尾上さん、鹿島田、番場さん、加藤君のメンバーでレクチャーした夜のセッションが、どれだけ彼等に印象を残したかが気になる。
そんな中で、幸いにして現役チャンピオン日下君が森を走る姿を見るチャンスにも恵まれた。フィィジカル面でも、ナビゲーション面でも、競技を始めて3年目とは思えないキレを感じた。ディスカッションでの自己表現は控えめな彼だが、往年の入江君を彷彿させるしっかりしたものを感じる。きっと良い選手になるだろう。その他にもいい筋の選手は複数いる。WOCレベルで叫ばれる若手不足は、2,3年後には杞憂だった、といわれているかもしれない。

久しぶりに学生の輪のど真ん中に入って、ふと悲しい事実に気付いた。
彼らと同じ目線で、コミュニケーションをしようと試みるが、気付くとディスカッションが一方通行になっている。皆静かに聞いているが素直すぎる。リアクションが少ないのだ。
知らず知らずのうちに、彼らとは先生と生徒の関係になっていた。
考えてみれば、彼らとの年齢差は15歳前後。ましてや今まで接したことのない自分は、とんでもない年上のベテラン。学校や大学の先生、教官との関係に他ならない。
まだまだライバル心を燃やしている自分にとっては少々淋しい気分だけど、そんな関係に変わってきても、彼らにまた違った角度で何かを与えることができるかもと思いなおした。

「気持ちはまだまだユースよ」
といって参加した妻。
彼女のように社会人になって競技を始めた人には、この世界はあまり親切なシステムになっていない。
純粋なオリエンテーリングの合宿初はめてだったので、色々と新鮮だったようだ。

妻はユースだけじゃなく、一般シニア向けの合宿開催を提案している。
大学以前から始めた人にはない視点だが、アドベンチャーレーサーからの転向組みも珍しくない昨今は、確かに企画としては良いアイディアかもしれない。





金曜日, 1月 04, 2008

恒例の大島

昨年に続き、大晦日は大島で走った。

31日の大島一周は、エリート市民ランナークラブ,ハートブレイク恒例の年末年始合宿の一つのメニューである。ところが、実際は「一度は景色が抜群の大島一周をしてみたい!」というランナーが飛び入り参加する名物行事になっているようだ。生粋のハートブレイクの皆さんがどう感じているかはちょっと気になるが・・・、ランナー仲間が仲間を呼んで、色々なバックグランドをもつ人が集まっている。世間の常識では、家の埃を叩いてあとはゆっくり火燵で紅白を見るべく大晦日。態々夜行船で大島まで渡ってくるのだから、色々な意味で一癖ある人が多い。

いつものように年賀状など年内の雑務を終えて、妻と30日の夜行船に竹芝から飛び乗った。

今ではハートブレイクのコアなメンバーである許田君が幹事ということもあって、オリエンティア関係者も沢山の顔を見た。上坂さんも久しぶりお会いした。「これから調子を上げていくところ」とおっしゃる割りには風貌はいつものように絞れていた。
箱根トレイルで女子3位に入賞した鈴木さんにも初めてお会いすることができた。どこでどんなつながりが生まれるか分からないのが面白い。りかちゃんや柳とは親しいとのこと。バイタリティのあって、どこかそこ抜けた明るさを感じる人だった。宮内さんに通ずるものがある。アドベンチャーレーサーの特長かもしれない。

今年はいつも引っ張ってもらっている大井さんが、出張の多忙と風邪で本調子ではないとのこと。13kmの波浮港までは一緒に走ったがそこからは1人でペース維持した。海から吹きつける強風で向きによっては走りづらいコンディション。それでも終盤までほぼキロ4分を維持して2時間55分でゴール。過去2回より1分強速いタイムが出た。この強風での自己ベストは、秋以来の好調を維持している証拠だろう。それとわれながら驚いたのは、はじめて42km登り800mのコースを無給水で走ったこと。あまり褒められたことではないのだろうが、それだけ身体が長距離に馴染んできたのだろうか?

帰りの高速船は案の定欠航した。これだけ海が白く波立っていればしょうがない。あきらめて東京行きの大型船でのんびりと帰京した。

信越100mile 2022

<レースの記録を忘れていたので後から記載>  START 18:30  日没して約30分、暗闇の中スタート。序盤はスキー場の中の登りとトラバースを繰り返す。 2,30分で下りからロードに出てそこからは比較的平坦のパートが続く。1時間30分くらいで斑尾山に向けて急登が始まる。...