火曜日, 9月 08, 2009

ゲーム理論

最近判断に悩むことが多い。

そこで、自分の判断をゲーム理論を参考に決める、といったら随分と安直に聞こえるだろうか。

囚人のジレンマ」というゲーム理論がある。説明によれば、「ゲーム理論や経済学において、個々の最適な選択が全体として最適な選択とはならない状況の例」とされる。
二者が「協調」と「裏切り」の2枚のカードを出し合い、その組み合わせにより点数が決まる。損得を計算する数学上の学問の一種であるが、単純なモデルながら本質をついたメカニズムに、かつてポピュラーサイエンスの新書かなにかで読んで感動したことがある。
このゲームを繰り返して行なう場合最も利益を得る戦略はなにか。数多の数学者の考案した複雑な戦略にも勝り、最も強い戦略、それは単純な「しっぺ返し」であるらしい。相手が一つ前に出したカードをこちらもまねすることである。相手が裏切ったら裏切る。協調したら協調する。詳しい説明は、上記URLで詳しいが、この解は、実は日常の様々な場面で役にたつ。
例えば身近にしつけ。子供がいい子にして良いことをしようとしている限り、褒めて褒めて褒めまくる。但しいけないことをやったら、叱る。謝ったら再び褒める。
ビジネス。取引先が好意的な限り、こちらも最大限好意を示す。時にはお人よしと思われるくらい尽くしてもよい。相手がこちらの善意を無にした時、それはNoをはっきりいうべき時である。
相手が協調カードを出し続けているのに、いつもでも相手にしなかったり、あるいは裏切りカードを出し続けているのにいつまでもその状態を許容するのは、得策ではない。もっともゲーム理論を出すまでもなく当たり前のことではある。相手の協調を引き出すために、時にあえて「裏切り」を出すのである。

元来自分はほっておくと協調カードばかり出してしまうタイプ。裏切りカードをいかに効果的に出せるか、それが一つの鍵である。





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