水曜日, 1月 06, 2010

年末年始徒然

冬景色の釧路出張から最終JAL便で東京に戻る。天空橋の駐輪場から寒気に耐えて自転車で帰宅。子供たちはすでにすやすや。音を立てないように大急ぎで荷造り。ぼさぼさ頭で送り出してくれた妻に別れを告げ暗いうちに駅へ。大井町線で待ち合わせの南町田駅へ、尾上号に乗りいざ愛知へ。

エミルとシモーネの優勝で沸いた2005年からはや4年。それ以来はじめて訪れた昭和の森。初日はスプリント練習。コントロール設置後テレイン内で選手の走りを動画におさめる。さすがに大助や藤沼の走りにほれぼれ。でも予想外にシャープな動きをして光ったのは寺垣内。

ばたばた準備した合宿もなんとか大事なく進行。今回大きなポイントは夜のミーティング。内容の濃い夜の集いは原田さんの存在で一際しまった。これだ。忘れていたこの感じ。これからのチームに必要な微妙な緊張感。

翌日は三河の森でのリレートレ。奈緒さんの力強い走りに目を見張り、本気で走っても迫りくる朴峠の影に驚き、藤沼のスピードに白旗をあげた。もちろん原田さんのオリエンテーリングにもびっくり。3日目を残し2日目の夜に後ろ髪を引かれる思いで若い選手と東京へドライブ。車中で選手と話すうち、色々なことに気づき、これからやりたいことも増えてきた。よし、次の1年こそ勝負の年だ。

翌日は会社の〆日。午前中出張後の残務をこなし、30分くらいとってつけたように机周り整理して今年の仕事はおしまい。半分くらいのメンバーは休暇をとっており、こじんまりと缶ビールでお疲れ様会。入社したての頃は大嫌いなこのイベント、今ではここで飲んで一年を振り返るのもまた楽し。自分も年取った。

実家の掃除を手伝ったり、年賀状を書いたりであっという間に2日が過ぎ、30日の夜から妻と竹芝桟橋へ。2年ぶりの大島。こりずに子供の世話を引き受けてくれる義理の父母に感謝。
日本列島を襲った西高東低の冬将軍で海は大波。早朝岡田港につくと、桟橋を吹き抜ける風はまっすぐ歩けないくらいの強さ。青い海には白い波が激しくうねって飛沫をあげる。こりゃ今年の一周は厳しいかも。
寂しいことに今年は許田クンも大井さんもいない。全体でもわれわれ含めて4名のハートブレイク合宿。世話人の金子さんに宿であう。僕と同い年。ランナーらしいさわやかな人だ。荒川マラソンに向けてトレーニング中とのこと。「どれくらい走ってますか?」との問いに「月600㎞くらいですかね」これがランナーの常識。2時間35分のベスト更新を目指しているとのことだった。
それから30年来合宿を出続けているという横尾さんは今年も参加。怪我でやや自重している模様。これでオールキャスト。

朝飯をとってからいざ1周42KM。走り出すと案の定厳しい風体が浮き上がるような感覚を何度も味わう。それでも空は澄みきっており、バームクーヘンや筆島はいつも同じようにとても素晴らしい眺めだった。ずっと一人で走ったこともあってタイムは伸びず。例年より10分遅い3時間6分。これにて2009年の走り納め。妻も4時間45分で無事ゴール。

一風呂浴びて昼食後大急ぎで港へ。風で欠航したジェット船の変わりに、大型船でのんびり竹芝へ。参加者が少ない分、金子さんと横尾さんとはいろいろな話ができた。別れを告げて西大井に到着。すでに街は静まり返り、紅白ははじまっている。
やくざな親にもすねることなく、2匹の子供達は大喜びで出迎えてくれた。おじいちゃん、おばあちゃんありがとう。さっそく紅白を見ながら年越しそば。

話題になっていたスーザンボイルの登場だ。「夢やぶれて」の心に響く歌声に10年前に訪れたスコットランドの荒涼とした風景が瞼に浮かんだ。気分はやや感傷的に。"I dreamed a dream" か。絶妙な邦題だ。WOC99当時の自分もそうだったかも。でも今の自分は色々な意味で"I'm dreaming a dream"

SMAPの歌い終わるのを見届けられずに子供と一緒にノックアウト。除夜の鐘を聞かずに寝てしまった大晦日なんて記憶にない。

元旦は意外と目覚めよく、日の出前の街を40分ほどジョギング。心地よい寒さ。幸先のよい一年かもしれない。
正月は家族の時間で完全オフ。当然のごとく食べて飲んで。ついつい乗ってしまった体重計は軽々60kg超え、1kgのウエイトオーバ。まあしばらくはしかたあるまい。映画を見に行った妻がえらく感激して帰ってきた。アバター、「しばらく現実に戻れなかったわ」、ネットで調べてみると早くも世界興収10億ドルで歴代4位とのこと。うーん、なんとか時間をひねり出して見に行かねば!

二日夜には狭い我が家に戻り、三日朝は子供の起きる前を狙って暗い多摩川沿いをジョグ。20kmは言葉どおり朝飯前。昨晩の御節料理を一生懸命燃やして少し借りを返した気分。朝食後子供と公園散歩し、午後はたまった年賀状とメールの返信。夕方日が落ちる前にキロ4分のペース走7kmで脚に刺激。

翌日は陣馬往復トレイル28km。さすがに疲労あってペースはあがらず。冬の寒気で透き通った空がとても気持ちよい。陣馬からははるか新宿の高層ビル群が見えた。
家に戻って締め切りぎりぎりのJOA関係書類を作成。これで短い冬休みもおしまい。

7日間で140kmはまずまずかな、と思ったら、妻は2回の40kmを含んで10日間150kmとのこと。やれやれ、こりない夫婦。これでも子供達は無事育っているのだから、両方のおじいちゃんおばあちゃん、2人の子供たちに感謝しなければなるまい。

2 件のコメント:

kyoda さんのコメント...

あけましておめでとうございます。
年末はすみませんでした。年末年始は福岡や群馬を飛び回っていまして・・・(気が早いですが)今年の年末の大島はもちろん、オリエンテーリングやトレイルの大会でお会いすると思いますので、よろしくお願いします。

KK さんのコメント...

元気にしてますか?ハートブレイクの方にはとても良くしていただきました。
またハセツネ他の大会であいたいですね。タフなKyoda君と競うのを楽しみにしています。
今年もどうぞよろしく。

信越100mile 2022

<レースの記録を忘れていたので後から記載>  START 18:30  日没して約30分、暗闇の中スタート。序盤はスキー場の中の登りとトラバースを繰り返す。 2,30分で下りからロードに出てそこからは比較的平坦のパートが続く。1時間30分くらいで斑尾山に向けて急登が始まる。...