月曜日, 1月 08, 2007

6.7%に思うもの

新年が明けてからは、1日高尾にトレイルランに行っただけで、家や身近な街で過ごす日が多い。
そんな中、先日娘を実家に預けて妻と渋谷のアートスポーツに行った。
そのことは別段、どうってことものないのだが、そこで「
OSJ冬号」が目に留まった。

OSJは知っている人も多いと思うが、アウトドア系スポーツ専用のフリーの新聞のようなもので、アウトドアに力を入れているスポーツ用品店で無料で配布している。
トレイルランがトピックだったので、ぱらぱらとめくってみると、もちろんそこでは石川弘樹の颯爽とした姿があちこちに散らばっているのだが、最近の活躍で鏑木さんや横山さんの姿もある。様々なトレイルランレースがまとめて乗っているので、なかなか見ごたえがあった。

ただ、そんな紙面で目を引いたのが、山耐で参加者に行ったアンケートの結果である。

利用している用具、のメーカ別順位が集計されている。ウエアではCW-X、靴ではモントレイルといったメーカが上位に並ぶ。この手の調査はオリエンテーリングのコンパスやシューズにもよく見るが、普及に成功している用具メーカにとってはいい宣伝になる。

ただ、一番興味を引かれたのは、スポーツに関する調査である。
よくやっているスポーツはなにか。これは自転車、登山、トライアスロン、クライミング、水泳の順である。驚くことに陸上は10位以内にない。そしてオリエンテーリングもない。10位以内には2.1%の普及率が必要だが、オリエンティアの参加は2,30人といったところだから、全参加者から推察するとおそらく1~1.5%なので圏外なのもしかたない。
ところが、今後やってみたいスポーツはどうだろうか。上位はアドベンチャーレース、登山、サイクルスポーツ、クライミング、カヌーと並ぶ。そしてその次にオリエンテーリングが6位(6.7%)にあがっている。
6.7%というと単純に計算すると130~140名が該当したことになる。
山耐の会場に行けば「パタゴニアを着ている人」、「ナイキの靴をはいている人」、「カーボショッツを持って走る人」を探すのと同じくらいの確率で「オリテンテーリングをやてみたい人」を探し当てることができる計算だ。
もちろん、なんとなく聞いたことある程度の軽い気持ちかもしれないが、普及に苦戦しているオリエンテーリングにとってみればこれはばかにならない数字だろう。

いかに競技人口を維持発展させるかで常に大きな議論が巻き起こるオリエンテーリング界。もちろん若い世代から競技を普及させるのが一番重要なことは確かだが、途中から入りにくい、学生意外の初心者を受け入れにくいというオリエンテーリング特有の欠点を見直して、近隣スポーツから愛好者を迎えるのも有効に感じる。M-nopが進めるプロモーションの方向はこちらに近いかもしれない。

一案だが、例えば山耐会場にJOAあるいはM-nop?などのオリエンテーリングブースを設置してはどうか。
山耐会場は、用具メーカの展示会場的スペースとなっており、多くの参加者でごったがえす。
WOCの華麗な競技風景をテレビで流し、競技の説明を行他、初心者向け大会や講習会の案内などを行う。競技前後のNT選手に説明員を手伝ってもらえば、より魅力的な説明も可能だろう。



第53週+2007年第1週 11時間25分 Run117km



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