水曜日, 3月 26, 2008

春うらら・・・そして

東京はもう桜が見ごろになった。

昼間は上着を脱ぎたくなる陽気の中久しぶりに行った渋谷。トラック練習の前に日没間際の代々木公園を走ると、五分咲きの桜の木の下で出来上がった若者グループがここかしこ・・・。この季節の自然の移り変わりの速さは見事だ。間違いなく春がきた。
広い公園内の奥の方まで脚を伸ばすと、さすがに誰もいなく、人知れず咲く夜桜を楽しむことができる。

桜の季節と共にやってくる全日本。
近づくにつれ感じる、この何ともいえない息苦しいような感覚。この20年変わらない。
ただ今年に限れば、それをとてもポジティブに楽しむことができる。

正直調子が良い。ただの錯覚かもしれない。が、今走りたい衝動を抑えるのに必死だ。
この調子よさがいつまで続くか、桜の花のようにはかない運命かもしれない。そう思うと早く全日本が着て欲しい。できれば明日にでも走ってしまいたい。

今日は5000mのペース走を17:30設定でこなすつもりが、自然とペースはあがり17:10。それ程追い込んでないのにこのタイムは、陸上でもここ数年で一番よい状態であることを示している。

それでも、今までの経験から痛いほど分かっている。調子の良いことは、勝つための十分条件ではない。勝つチャンスを少しばかり広げてくれる程度だ。それよりも、レースを冷静に進めることのできる一つの有利な要素ととらえた方がよいだろう。実際の結果は、これから当日までのコンディション調整と、メンタルな準備にかかっている。急峻で手強い箕面の森。強力なライバルがひしめく中、自分の調子のよさを一つの武器として、どれだけ冷静に駒を進めることが出来るか。
ふたを開けてみないと誰もわからない。

だからこそオリエンテーリングは面白い。



1 件のコメント:

david santos さんのコメント...

私はこのblog を愛した。お祝い。よい運。

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