日曜日, 7月 20, 2008

露・諾・芬・仏・瑞そしてチェコ

WOCも個人種目が終わり、いよいよリレーを残すのみ。

昨日はロングで地元チェコのダナが、ノルウェーのマリアンヌを僅差でかわして劇的な優勝を飾った。チェコは昨日までスプリントでの入賞や、ミドルの銀、銅とホームグランドとしてそれなりの結果を出していたけれど、金をきちんと取るあたりは流石である。
マリアンヌはシモーネ不在の今年にチャンスがあったはずだった。今シーズン不調のうわさも聞こえてきたが、WOCにはしっかり照準を合わせてきた。きっといいレースだった違いない。終盤に差し掛かるパブリックコントロールまではトップだったが、最後に疲労からペースダウンしダナにかわされた。

一方男子は、個人3種目すべてで決勝を走ったスイスのダニエルが、出遅れた序盤から疲れ知らずの走りで後半順位を上げ、2位に1分以上の差をつけて優勝した。
森の様子が映し出された会場のスクリーンでは、、タフガイぞろいの男子選手でも、流石に終盤疲労から厳しい表情でペースの上がらない様子が見て取れた。その中で森の中を飄々とはねるようなダニエルの走りには誰もが唖然としたに違いない。これで個人3種目で2位、4位、優勝。ロシアのアンドレイと共に、しばらく彼等の時代が続くことは間違いない。

この日の男子コース。優勝106分に対し、120分ではすでに34位となる。トップ+20%では出走者中ほとんどビリになる。1995年のドイツでもちょうどそのような接戦となったが、優勝タイムは90分でしかもコースはもう少し易しかった。このような厳しいコースでこれだけ接戦になるのは、やはり世界の層の厚さが少しづつではあるが増していることを示してるだろう。
ここまでロシア、ノルウェー、フィンランド、フランス、スイス、チェコが金メダルを一つづつ獲得。
大国でまだ優勝してないのはスウェーデンくらいである。北欧全盛の時代は遥か昔の記憶。まさに群雄割拠の時代である。

夕方宿に戻り、いよいよリレーの準備。光栄なことに3走を任された。
チームメンバーの山口、小泉は代表では共に始めて一緒に走る。
今日観戦した男子選手のような走りは正直自分にはできないが、予選での走りをもう一度再現すること、そうすれば昨年一昨年の日本チームの成績を越える結果を出すこともできるだろう。
涼しくなった夜に、自分の身体の状態を確かめるため、近くの畑地の中をジョギング。
夕暮れ時の景色が、ちょうどミレーの絵画に出てくるような風景で思わずカメラをとってしまった。

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