日曜日, 12月 21, 2008

10マイル

今月はオリエンテーリングもトレイルランのレースもお休み。

全日本リレーも、ES関東のスプリントも、残念ながら色々な事情でスキップした。
もっとも秋以降そういう状態が続いているので、オリエンテーリングのない生活に慣れてしまっている。

ただ、月に一度は刺激がないと、トレーニングのモチベーションにも繋がらないので、
地元のレースに出た。大田区のロードレース大会。大田区の陸上競技場を中心に、大井ふ頭中央公園周りの歩道を廻るかなりローカルなレースである。それでもなんと第57回で今年も1800人参加がいるというからマラソン文化の深みに驚く。
子供二人を妻のご実家にお願いして預け、二人でジョグで会場に向かった。およそ4km25分。ちょうどいいウォーミングアップ。12月とは思えない陽気。

種目は10マイル。珍しい距離である。16090mなので、3分45秒のペースで1時間ちょっとになる。
プログラムを見ると出場者は大体700人。思いの他多い。

話は飛ぶが、ロードレースやトレランに出る時、目標をどう設定するか。もちろんタイムが一番明確だけど、コース状況が分からなかったり天候によって左右されたりもする。かといって順位は参加者の数やレベルに大きく左右される。
それでも最近、どんな大会でも比較的ぶれずに通用する、便利な目標設定を見つけた。

名づけて「Log2」目標。

簡単に言えば、参加者の100分の1の順位を目指すこと。これが特殊な大会(学生選手権を兼ねたハーフとか)でなければ、ほどほどの目標としてほぼ機能するのだ。
トレラン、ロードレースの違いは問わない。
この日を例に取れば、700人の参加だから7位、丸めて6位入賞が良い目標である。

レースの舞台はパークOに調度良さそうな中央公園(今だ地図はない!)。
一周約2.5km。その一周と公園内の競技場の出入りを何度も繰り返し、計5周廻ってやっとゴールする。陸上トラックを反対に廻ったり、公園内の遊歩道を鋭角に曲がったり、コース設定に苦労の後が見える。
小刻みなカーブの上、周回遅れの選手とごちゃまぜになって走ったり、あまりタイムを狙えるコースではない。それでも何年か前に東洋大の学生が48分台を出しているから感心。でもなぜ箱根級の選手がこんなローカルな大会に?という気もする。

さてスタート。序盤からトップ集団にはちょっとペースがきつく、はじめの1kmであきらめた。7,8位の第二グループで淡々とレースは進む。心拍も178-180程度で、この距離には調度いい。ただどこか身体にキレを感じず、3週目の10km過ぎから7位の選手にじりじり差をつけられた。そのまま後半は粘りが聞かず、最後にちょっとがんばって8位でゴールした。
目標には届かず。58'58はキロタイム換算だと3'40/km。ハーフ換算だと77分台なので、やっぱりレースとしては今ひとつだった。57分台前半は出るかな、と思って成績表を見ると、6位は調度そのくらいのタイム。やっぱりLog2の法則は正しい。

余談だが、先日の1月の谷川真理ハーフ7000人で49位、赤城のトレイルは約600人の参加で6位、山耐は2500人で53位。前者二つはLog2達成で実際満足度の高いレースだが、山耐はLog2達成できず、実際悔いの残るレースだった。
つまり自分の走力は総じてしまえば日本の市民ランナー含めた全体で100人に1人(Log2)のレベルということになる。アマチュアとしては褒められるけど、何かの競技を極めるためには余りにも平凡だ。これがLog3選手になれば、きっといろいろな分野、オリエンテーリングでもトレランでも、違う世界が見えてきていたのだろうと思う。
もちろんそのために、努力が足りなかったのか、資質が足りなかったのか、その答えを知ることはできないけれど。

話がそれた。
妻は79分でゴール。但し、一回4週目でゴールと間違え、5週目を走りなおしてた。
目標タイムとかを気にしない、妻らしい間違い。でもきっとこのレース、多分何十人って同じミスをしていそうな気がする。でもそれでもまあ、気持ちよく走れればいいやと思えるゆるさが、こうしたローカル大会のまた魅力でもある。



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