日曜日, 12月 28, 2008

大島=皇居×8

10年前の自分はこういうことは絶対しなかった。
こういうことを1人でするのは、競技者というよりも、どちらかといえばトレーニングマニアなのだろう。
最近、自分はよぼよぼになるまで、走ることはやめないだろうと感じることがある。多分、こういう発想で走るようになったここ数年、そうおそらく妻の影響かもしれない。

「さすがに今年は無理、残念だけど」
母としての一線は心得ている。24時間のブランクは母乳オンリーの乳飲み子にとってはちと辛い。酔っ払いばかりの夜行二等船室に連れて行くこともできないし。
恒例になりつつある、大晦日ハートブレイクの大島一周は、ちびを身篭った昨秋の時点であきらめてた。「まあしょうがないさ、また来年行こうよ」

ただ、「40kmを走って年末を迎える」という習慣は、すでに根付いてしまっている。なんとなく大島を走らずに年を越すのは物足りない。
大井さんや許田、上坂さん、頑張る人にインスピレーションを貰えない寂しさもある。
でも、走るだけなら。。。皇居を8周すれば40キロ。なんだ、それじゃあ身近なところで、船にも乗らず、片道40分で同じことができるじゃないか。
妻は興味を示したが乗ってはこなかった。今はトレイルでの練習に興味がおありのよう。

28日の早朝、防寒具とコーラ1本、小銭だけを小さなデーバックにつめて1人で家を出る。
透き通るような青い冬の空、皇居の常緑樹が美しく生える。走るには絶好のコンディション。
大島一周は42kmで総登距離が800mくらい。いつも2時間56分前後なので、平地換算ならキロ4分程度のはず。それなら皇居は20分×8周で2時間40分。

桜田門の時計台近くのベンチに荷物をおいてスタート。
さすがにまだ8時前、ほとんど誰も走ってない、けど陽が昇るにつれだんだんランナーの数は増えていく。意外と多いのは外人のランナー。後ろから追い抜くと、なんとなく体躯や走り方で見分けられる。欧米都市に比べて公園緑地の極端に少ない東京。皇居の周りは貴重なジョギングコースかもしれない。

8周を終えた頃には手袋もいらない陽気になり、観光客も大勢歩き始めていた。2時間39分。調度目標通り。
何周もぐるぐるまわると分かる。皇居は1周5kmといわれるけど、若干それより短い。多分50mくらいだろうか。最後の5kmだけ1kmのラップが10~15秒速いのだ。20~25mのアップダウンがあるので、5kmと思っていればタイムとしては間違いないが。

急いで着替えて自宅へ。午後は妻が出かけるため留守番。疲れた身体を娘の昼寝に付き合って癒すことにしよう。



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